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- 2012年01月11日 12:34
ギリシャの明暗は12日、ユーロ急反発の要因となるか!?
みなさん、こんにちは!
為替千里眼、昨日は中国マクロの鈍化が金融市場全般的に悪影響を及ぼすかと思いきや、昨晩のNY市場ではリスク資産が反発、NYダウは+70ドル弱の上昇、円とドルがアンダーパフォームする展開となりました。注目の米3年債入札は、落札利回りが0.370%と直前取引と同水準の利回りで無難に消化されたところではありますが、応札倍率は3.73倍と12月の3.62倍から上昇し、依然として根強い安全資産に対する需要が確認されております。昨晩は卸売在庫以外特に大きなマクロはありませんでしたが、消費マインドの先行指数となるTIPP楽観度調査につきましては、前月比+4.7pの47.5と市場予想の45.0を大きく上回り、2011年2月来の水準を回復するなど、米サイドのモメンタムが徐々に強まるなか、引続き欧州懸念が台頭しユーロが売られやすい状況には変わらないと言ったところかと思います。
ロイター等では、ユーロショートの積み上がりから巻き戻しが起こりやすいとの指摘もあり、個人的には1.29アラウンドまでの反発もありだとは思いますが、現状欧州サイドからの材料に対して、何を手掛かりに市場が動くかが非常に多岐に渡っておりますので、非常に流動的であることは確かです。具体的には、先日フィッチがイタリア国債に対する格下げ示唆を行いユーロ売り材料として意識されたばかりではありますが、昨晩は同フィッチがフランス国債の格下げについて、少なくとも2012年内は格下げの可能性は低いといった見通しを示したことでユーロ反発に繋がったりと、まさに日替わり定食となっておりますので、目先は債券市場の動きは特に神経質にならなければならないところです。市場では特に明日のスペイン債入札と、13日のイタリア債入札に照準を合わせており、まだまだ波乱含みの要素は満載といった雰囲気です。
先日から再び懸念が広がったギリシャにつきましては、昨日は6ヵ月物短期国債入札で16.25億EURを調達、利回りも4.90%と前回12月の4.95%からは低下いたいましたが、今回の入札は週内に償還を迎える20億EURのTビルのロールオーバーにすぎないので、依然として自転車操業的な部分から、ギリシャのデフォルト懸念は払拭できない状態であります。最終的なリミットとしては、年初の更新でも取り上げましたように、3月20日に145億EURの国債償還を控えており、現状協議が進められている1300億EURの第2次支援に関して、合意が得られなければデフォルト確定といったところではありますので、早期PSIの合意に対する圧力が強まっているところではあります。PSIに関しましては、ギリシャ国債に対する50%債務減免を適用する点で、民間部門との交渉が難航しているものの、合意が近いといった報道もあり、12日に予定されている政府部門との意見すり合わせ会合をもって、合意報道が出てくるかもしれません。
PSIが合意となれば、第2次支援策の協議も大きく進展することとなりますので、これがユーロ急反発のきっかけになるのではないかと思われますが、その他イタリアやスペイン、ハンガリー問題なども進行中ではありますので、どの程度地合いを改善できるかは、その時の市場の状況によるかと思われます。ユーロショートに関しは、短期的には戻り狙い継続ではありますが、上記のような政治イベントに対する進捗具合にも因りますので、その点を踏まえて警戒心を持ちながらの取り組みが求められる局面かと思います。
本日もロンドンでの英貿易収支および独5年債入札、NYでの米10年債入札およびベージュブックのみとなりますので、金融市場全般的なリスク選好度に左右される展開になると思われます。別件ですが、先ほど日本時間9時で投票が締め切られた米大統領選候補者指名競争におけるニューハンプシャー州予備選の開票結果も気になるところで、先日3日のアイオワとニューハンプシャーは例年候補者指名競争の皮切りとなる重要なイベントということで位置づけられておりますので、米サイドの関心度は非常に高く、今後の予備選への影響も出てくると思われます。ドル円の保合いもいよいよアペックス付近に迫ってきておりますので、ある程度の動意を期待しつつも、今日が中だるみの水曜日ではありますので、明日の積極動意に賭けたいというのが本音かもしれません。
為替千里眼、昨日は中国マクロの鈍化が金融市場全般的に悪影響を及ぼすかと思いきや、昨晩のNY市場ではリスク資産が反発、NYダウは+70ドル弱の上昇、円とドルがアンダーパフォームする展開となりました。注目の米3年債入札は、落札利回りが0.370%と直前取引と同水準の利回りで無難に消化されたところではありますが、応札倍率は3.73倍と12月の3.62倍から上昇し、依然として根強い安全資産に対する需要が確認されております。昨晩は卸売在庫以外特に大きなマクロはありませんでしたが、消費マインドの先行指数となるTIPP楽観度調査につきましては、前月比+4.7pの47.5と市場予想の45.0を大きく上回り、2011年2月来の水準を回復するなど、米サイドのモメンタムが徐々に強まるなか、引続き欧州懸念が台頭しユーロが売られやすい状況には変わらないと言ったところかと思います。
ロイター等では、ユーロショートの積み上がりから巻き戻しが起こりやすいとの指摘もあり、個人的には1.29アラウンドまでの反発もありだとは思いますが、現状欧州サイドからの材料に対して、何を手掛かりに市場が動くかが非常に多岐に渡っておりますので、非常に流動的であることは確かです。具体的には、先日フィッチがイタリア国債に対する格下げ示唆を行いユーロ売り材料として意識されたばかりではありますが、昨晩は同フィッチがフランス国債の格下げについて、少なくとも2012年内は格下げの可能性は低いといった見通しを示したことでユーロ反発に繋がったりと、まさに日替わり定食となっておりますので、目先は債券市場の動きは特に神経質にならなければならないところです。市場では特に明日のスペイン債入札と、13日のイタリア債入札に照準を合わせており、まだまだ波乱含みの要素は満載といった雰囲気です。
先日から再び懸念が広がったギリシャにつきましては、昨日は6ヵ月物短期国債入札で16.25億EURを調達、利回りも4.90%と前回12月の4.95%からは低下いたいましたが、今回の入札は週内に償還を迎える20億EURのTビルのロールオーバーにすぎないので、依然として自転車操業的な部分から、ギリシャのデフォルト懸念は払拭できない状態であります。最終的なリミットとしては、年初の更新でも取り上げましたように、3月20日に145億EURの国債償還を控えており、現状協議が進められている1300億EURの第2次支援に関して、合意が得られなければデフォルト確定といったところではありますので、早期PSIの合意に対する圧力が強まっているところではあります。PSIに関しましては、ギリシャ国債に対する50%債務減免を適用する点で、民間部門との交渉が難航しているものの、合意が近いといった報道もあり、12日に予定されている政府部門との意見すり合わせ会合をもって、合意報道が出てくるかもしれません。
PSIが合意となれば、第2次支援策の協議も大きく進展することとなりますので、これがユーロ急反発のきっかけになるのではないかと思われますが、その他イタリアやスペイン、ハンガリー問題なども進行中ではありますので、どの程度地合いを改善できるかは、その時の市場の状況によるかと思われます。ユーロショートに関しは、短期的には戻り狙い継続ではありますが、上記のような政治イベントに対する進捗具合にも因りますので、その点を踏まえて警戒心を持ちながらの取り組みが求められる局面かと思います。
本日もロンドンでの英貿易収支および独5年債入札、NYでの米10年債入札およびベージュブックのみとなりますので、金融市場全般的なリスク選好度に左右される展開になると思われます。別件ですが、先ほど日本時間9時で投票が締め切られた米大統領選候補者指名競争におけるニューハンプシャー州予備選の開票結果も気になるところで、先日3日のアイオワとニューハンプシャーは例年候補者指名競争の皮切りとなる重要なイベントということで位置づけられておりますので、米サイドの関心度は非常に高く、今後の予備選への影響も出てくると思われます。ドル円の保合いもいよいよアペックス付近に迫ってきておりますので、ある程度の動意を期待しつつも、今日が中だるみの水曜日ではありますので、明日の積極動意に賭けたいというのが本音かもしれません。



