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花粉を水に変えるマスク どうも関係する医師の倫理と経済的合理性の問題

花粉を水に変えるマスク、そのあまりの科学的根拠のなさを桑満おさむ先生のブログがきっかけとなり、永江一石さん、そして山本一郎さんがブログで批判されています。
>「研究中と称する信州大学の医学部の教授に「ブログを削除しろ、じゃないと次のステージに行くよ」とメッセージが来ています。」
>弁護士との協議の結果、DR.C医薬およびコラボ企業40社より、五本木クリニックに対する集団訴訟を行わせて頂く様に進行中です。(引用ブログ1
まあ1番の問題は根拠のないネーミングなのですが、批判した桑満先生たち科学者へのSLAPP訴訟のちらつかせなども二人のブログの燃料となっているのでしょう。
>”水に変える”というのは、あくまで、製品の名前(引用ブログ2

>「そもそも『花粉を水に変える』という表現は、薬効を主張するものではないので医薬品の広告表記を規制する医薬品医療機器等法(薬機法)の枠内ではありません。本件について、薬務課が事業者からの相談に対してどうこう申し上げられる立場にはないのです」(山本さんブログから)
薬のCM、法律で規制されていることなどから結構ギリギリのところで攻めています。そのため特にがん領域に置いて根拠のないものも多く、結構話題になったものもあります。そう直接の効果がCMに示せないため、どうしても印象操作のネーミングしかできないのです。ただ今回のこよりのデータは正直マスクの効果は保証しないでしょう。

それこそ儲かるのであれば黒でなければ構わないというところでしょうか。それに甘えて、いいかげんなものでも売っていいと勘違いしている業者が多いのは消費者庁ができたことからも明らかです。

本当花粉を水にというこのコピーは、ある意味それぐらい花粉をブロックするということを表したいのでしょうが、その内容はあまりに非科学的です。まあ詳しい解説は上の3つのブログに書かれていますので特にここでは述べません。
>根拠がはっきりしない大々的な宣伝に対する疑義や、その疑義を呈した科学的な人たちに対するSLAPP気味の訴訟をちらつかせる行為を考える上で、岡崎氏の良くも悪くも破天荒な行動の数々は参考(山本さんブログから)

>信州大学大学院医学系研究科循環病態学講座の新藤隆行教授
>新藤教授はハイドロ銀チタン関係企業の弁護士とも協議できる中心メンバーの一人(引用ブログ1
もう撤回されているようですが、SLAPP訴訟を仕掛けた医師が信州大という村中 璃子さんの訴訟相手と同じ大学であること(弁護士も同じ?)、また開発者の医師がどうも違反を繰り返している医師ということに医師の倫理観の違いを感じています。そして今後の利益を狙う経済的合理性から出たと思われる上から押さえつけようとする行動の甘さも。

我々医師は正しい科学的データを元に医療を行います。ただマスクを含め工学的には少し弱い部分がありますので、「ハイドロ銀チタンの効果でこのマスクが花粉を水に変えるぐらい花粉をブロックする」というコピーで、データがある程度納得できるものであればここまで叩かれなかったでしょう。ましてその消臭効果まで批判されなかったと思います。ところが上からのSLAPP訴訟のちらつかせは少なくとも永江さんや山本さんにはむしろ栄養剤ですw

まあはっきりいうと誰からもおかしい、いや証明が足りないというデータで効果で宣伝してはいけません。このデータでこの言葉の使用を許した医師たちの問題でしょうか。

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