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ドル上昇、リスク選好高まる 貿易摩擦巡る懸念はくすぶる=NY市場

[ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円・スイスフランで上昇。リスク選好度が高まり、米株価が上昇する中、このところのドル売りは一服となった。ただ、貿易摩擦への懸念はなおくすぶっており、今後のドルの動向を巡っては不透明感が漂っている。

フォレックス・ドット・コムの市場アナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ期待による追い風は、政治的圧力や世界貿易を巡る不透明性という向かい風に相殺されている」と述べた。

トランプ政権は今週、500億ー600億ドル規模の対中関税措置について、関税対象となる品目リストを公表する見通し。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.2%上昇し、90.184。

ドル/円<JPY=>は4日ぶりに反発し、0.6%高の106.58円。ただ、通商問題が今後エスカレートすれば、安全資産とされる円が選好され、ドルは下落するとの見方が優勢。

ドルは対スイスフラン<CHF=>でも0.4%上昇し、0.9592フラン。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.3%安の1.2269ドル。3月のユーロ圏製造業PMI改定値が低下し、8カ月ぶりの低水準となったことが材料視された。

市場では6日発表の3月米雇用統計と、パウエルFRB議長による経済見通しに関する講演に注目が集まっている。

コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「雇用統計では賃金インフレが注目される。賃金の上昇圧力の高まりが確認されれば、より広範なインフレ上昇を巡る議論が再燃し、年内計4回の利上げの可能性が高まる公算が大きい」とし、「そうなれば、ドルの今後の下げは限定的となる可能性がある」と述べた。

ニューヨーク連銀は同日、ダドリー総裁の後任にウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁を指名する人事を発表。市場では、ウィリアムズ氏の起用によって、FRBの緩やかな利上げ軌道はさらに強固になるとみられている。

ドル/円 NY終値 106.59/106.62

始値 106.19

高値 106.65

安値 106.17

ユーロ/ドル NY終値 1.2269/1.2272

始値 1.2287

高値 1.2315

安値 1.2255

(表はロイターデータに基づいています)

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