記事
- 2010年07月17日 00:00
参院選が終わって
7月11日に参議院選挙が行なわれました。
民主党が獲得した議席、44。大きく過半数を割り、民主党大敗。この結果について、私はこれからの日本の政治のために良かったと思っています。もちろん、自民党が予想以上に議席を得たことは素直にうれしく思いました。でもそれ以上に、政治も、それを見つめて判断する国民も、これからの3年間でレベルが上がっていくだろうという期待を持てたことが良かった。
そう思う理由の第一は、与党が衆参両院で過半数を取り、思い通りに政治をすることが不可能になったことです。もし違う結果になっていたら、おそらく民主党の幹部は勘違いをしていた気がするし、それに加えて小沢一郎氏が9月に復権したら、眼も当てられない政治状況になりかねませんでした。実際、選挙前の国会の終わり方を見ると、滅茶苦茶に強権的な議会運営でした。今度は少なくともその心配はなくなったわけです。
第二に、数多く生まれた新党が「みんなの党」以外はきわめて厳しい結果になりました。民主党にとってのいわゆる「連立」は、たぶん有り得ません。そうすると、クロスボーティング(党議拘束されず、個人の意思で投票すること)の世界に入っていくでしょう。つまり民主党は今後、参議院で法案が通らなくなったのですから、必死に一部の野党の理解や、野党内の10人前後の人に根回しして、与党案に賛成してもらうということになってくる。これはすなわち、アメリカの議会の姿です。よく「ねじれ国会は不安定」と言いますが、米国政治で、大統領・上院の多数派・下院の多数派がすべて同一政党であったことは、過去50年間に4割しかありませんでした。過去30年間に限ると、実に3割しかない。だから、大統領や議会のリーダーたちは、常に根回しをしている。その過程で論争能力、交渉能力が高まり、またその過程がオープンにされていくことで、国民も政治を学んでいく。関連業界の代表がテレビで自分の利益を主張すれば、国民は「あいつはバカだ」「いや、あれはなかなか筋が通ってた」と毎日のように議論している。今回のことで、日本もようやく、そういう時代の幕開けになったと思います。
今後の日本の政治が面白くなっていくよう、私も率先して成熟した政治の姿を示していきたいと思います。
民主党が獲得した議席、44。大きく過半数を割り、民主党大敗。この結果について、私はこれからの日本の政治のために良かったと思っています。もちろん、自民党が予想以上に議席を得たことは素直にうれしく思いました。でもそれ以上に、政治も、それを見つめて判断する国民も、これからの3年間でレベルが上がっていくだろうという期待を持てたことが良かった。
そう思う理由の第一は、与党が衆参両院で過半数を取り、思い通りに政治をすることが不可能になったことです。もし違う結果になっていたら、おそらく民主党の幹部は勘違いをしていた気がするし、それに加えて小沢一郎氏が9月に復権したら、眼も当てられない政治状況になりかねませんでした。実際、選挙前の国会の終わり方を見ると、滅茶苦茶に強権的な議会運営でした。今度は少なくともその心配はなくなったわけです。
第二に、数多く生まれた新党が「みんなの党」以外はきわめて厳しい結果になりました。民主党にとってのいわゆる「連立」は、たぶん有り得ません。そうすると、クロスボーティング(党議拘束されず、個人の意思で投票すること)の世界に入っていくでしょう。つまり民主党は今後、参議院で法案が通らなくなったのですから、必死に一部の野党の理解や、野党内の10人前後の人に根回しして、与党案に賛成してもらうということになってくる。これはすなわち、アメリカの議会の姿です。よく「ねじれ国会は不安定」と言いますが、米国政治で、大統領・上院の多数派・下院の多数派がすべて同一政党であったことは、過去50年間に4割しかありませんでした。過去30年間に限ると、実に3割しかない。だから、大統領や議会のリーダーたちは、常に根回しをしている。その過程で論争能力、交渉能力が高まり、またその過程がオープンにされていくことで、国民も政治を学んでいく。関連業界の代表がテレビで自分の利益を主張すれば、国民は「あいつはバカだ」「いや、あれはなかなか筋が通ってた」と毎日のように議論している。今回のことで、日本もようやく、そういう時代の幕開けになったと思います。
今後の日本の政治が面白くなっていくよう、私も率先して成熟した政治の姿を示していきたいと思います。



