記事

「アルバイトに遅刻、罰金3000円」は違法? 厚労省が新入学生向けに労働法の知識を啓発

厚生労働省は4月1日から7月31日まで「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを実施する。新入学生がアルバイトを始めるこの時期に、労働条件の確認を促すことが目的だ。

同省では、「仕事(アルバイト)のトラブル こんな事で困っていませんか?」というリーフレットを作成。

「お店が忙しくて休憩がもらえません」
「学校のテストがある日もシフトを入れられてしまいます」

など、学生アルバイトが直面しそうなトラブルを例示し、困ったことがあれば電話で相談するよう呼びかけている。このリーフレットを全国の大学や短期大学に送付し、新入生への配布を依頼する。

「採用時に合意した以上のシフトを入れられた」といったトラブルも

新入学生に向けた注意換気
新入学生に向けた注意換気

同省の担当者は、キャンペーンについて次のように話している。

「労働局の職員が大学で出張相談を行ったり、総合労働相談コーナーという電話相談の窓口に若者相談コーナーを設置したりする予定です。2015年にキャンペーンを初めて以来、大学の出張相談はこれまでに計100~200回行っていて、相談に来た学生を監督署につなぐといった成果も出ています」

キャンペーンを始めるきっかけになったのは、2015年に行われた「大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査」だ。学生1000人が経験したアルバイト計1961件のうち、労働基準法で定められている労働条件の明示がなかったケースが58.7%に上ることが明らかになった。

労働条件に関しては、「採用時に合意した以上のシフトを入れられた」(14.8%)、「一方的に急なシフト変更を命じられた」(14.6%)などのトラブルが生じていることも判明。

他にも、「準備や片づけの時間に賃金が支払われなかった」が13.6%、「1日に労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかった」が8.8%だった。合わせて48.2%のケースで何らかのトラブルが生じている。

「店長に『代わりの人を見つけるまで辞めさせない』と言われた」も労働法違反

リーフレットには、労働法に関するクイズも掲載。

「『遅刻をしたら罰金3000円』というルールがあります」
「仕事中に誤ってお皿を割ってしまいました。月末のアルバイト代から勝手に弁償金を差し引かれてました」
「店長から『突然辞めると言い出すのは迷惑だ。代わりの人を見つけるまで辞めさせない。』と言われてしまいました」

などのケースがいずれも労働法違反であることがわかるようになっている。

事業主向けのリーフレットも作成した。アルバイトも労働時間を適正に把握する必要がある、商品を強制的に購入させることはできないといったことを、経営者に注意喚起している。

あわせて読みたい

「アルバイト」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    「おっぱい祭り」NHK大河が話題

    SmartFLASH

  2. 2

    辻元氏 ANA資料は公正かつ誠実

    辻元清美

  3. 3

    長妻氏側が山本太郎氏側に圧力か

    田中龍作

  4. 4

    識者が恐怖したクルーズ船の惨状

    青山まさゆき

  5. 5

    クルーズ船感染は人災? 医師告発

    中村ゆきつぐ

  6. 6

    肺炎への対策鈍い安倍政権に苦言

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  7. 7

    我が子に完敗したオタクの限界

    シロクマ(はてなid;p_shirokuma)

  8. 8

    東出昌大が告白「すべて失った」

    文春オンライン

  9. 9

    安倍首相のねつ造答弁は言語道断

    大串博志

  10. 10

    良識で排除するリベラル層の末路

    PRESIDENT Online

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。