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森友学園瑞穂の國記念小學院設置認可申請に関する大阪府検証(監査)報告書

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○平成23年11月
森友学園の籠池理事長が、大阪府(橋下府知事)に対し、小学校設置の基準の見直し(緩和)を要望

○平成23年11月27日
松井一郎氏が大阪府知事に就任。

○平成24年4月1日
大阪府私立学校審議会に報告・意見を聴取し、パブリックコメントを行った上で、「借入金があっても私立小学校を設置できる」よう、審査基準を変更。

○平成26年10月31日
森友学園が「小学校認可申請書」を府に提出。
大阪府教育庁私学課は、借地(定期借地契約及び売買予約契約が締結される予定)を「自己所有」とみなし、審査基準に適合するとの判断を行う。

○平成26年12月9日
松井府知事が、大阪府私立学校審議会に「瑞穂の國記念小學院の設置」について諮問。

○平成27年1月27日
大阪府私立学校審議会臨時会(http://www.pref.osaka.lg.jp/shigaku/shinngikai/270127rinjikai.html

大阪府私立学校審議会、条件付き認可適当の答申(画像を見る条件付き認可適当答申.pdf ) (http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5807/00178564/270127toshin.pdf)。
条件として、「小学校建設に係る工事請負契約の締結状況、寄付金の受け入れ状況、詳細なカリキュラム及び入学志願者の出願状況等、開校に向けた進捗状況を、次回以降の当審議会定例会において報告する事。」が付される(※土地の取得については条件にない)。

○平成28年4月1日
私立学校に関する事務が「大阪府知事」から「大阪府教育長」に委任される。

○平成28年6月20日
国、森友学園に1億3400万円で土地を売却。10年間分割払い。

○平成29年2月9日
朝日新聞が、森友学園への国有地売却を巡る情報公開請求に対し、国が売却金額を非開示とした決定の取り消しを求める訴訟を報道。

○平成29年3月10日
森友学園、瑞穂の國記念小學院の設置認可申請取り下げ

○平成29年7月27日
大阪府私立学校審議会7月定例会(http://www.pref.osaka.lg.jp/shigaku/shinngikai/shingikai2907.html
以下の私立学校の設置認可に関する審査基準の改正(画像を見る借地審査基準改正案.pdf )(http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5807/00260636/sinnsakijunn.pdf)について審議会に報告・意見の聴取を行い、賛同を得た。
①虚偽申請への厳格な対応
②申請書記載な様の充実(様式の整備)
③基準内容の見直し(借地上の校舎建築の緩和)
④設置認可の時期

この時系列を見るかぎり、平成26年10月31日の時点において、大阪府松井知事は、橋下氏が言うように「大阪府は借地上の校舎でも審議のテーブルには乗せる内規変更」を行うことなく、大阪府自身の検証(監査)によれば「当時の審査基準の文言に該当するとは直ち読み取れない」解釈によって借地(定期借地契約及び売買予約契約が締結される予定)を「自己所有」とみなし、かつその解釈が十分な根拠に基づくものか検証することを可能とする文書を作成することなく、大阪府私立学校審議会に「瑞穂の國記念小學院の設置」について諮問してこれを「審査のテーブルに乗せた」と評価されて止むを得ないものと思います。

尚、氏の言う「内規の変更」がなされたのは、この3年近く後、問題が発覚し、森友学園が設置認可申請取り下げた後の、平成29年7月27日になって変更案が審議会に付されてからのことです。

上記の時系列の過程においてどのような力学が働き、どの様な意思決定がなされたのか私は全く知りませんし、その是非について論ずる立場にもありません。

しかし、大変僭越ながら橋下氏には、「他人の失敗は針小棒大に批判してこれでもかという程あげつらい、自らの失敗は潔く認める風で実は実態より小さく見せるいつもの手法は手法として、他人を罵倒してあげつらう時には、感情を先行させる前にせめて5分ぐらいGoogleで事実関係を確認したら如何でしょうか。」とは申し上げたいものだと思います

※追補

氏の直近のツイートによると、
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ほんと現職新潟県知事の米山は頭の悪さは天下一品だね。批判すること先にありきで理屈をこねくり回し、肝心なところは読み飛ばす。古賀茂明と同じ。 僕は大阪府が当初内規(私学審査基準)違反したことは認めている。内規を変えたというのは、まさに平成29年7月のこと。

大阪府は当初内規違反だったが、その内規がおかしかったので内規は後に変えられた。おかしい内規にしゃくし定規に縛られていたら既得権打破などできないが、大阪府はまず内規を変えてから対処すべきだった。しかし内規違反が事実でも、おかしな内規に反したということなので違法性は軽いことも確か。
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との事です。

氏が

「借地上に校舎を建てることを禁止した理由は何か?それは財務的に破たんした際にせめて校舎だけは残す趣旨。それなら財務上問題なければ借地上の校舎でも問題ない。だから内規の方がおかしかったので、大阪府は借地上の校舎でも審議のテーブルには乗せる内規変更を行ったらしい。 」

とツイートとされていたので、てっきり私は、大阪府は、内規がおかしいから多少無理してテーブルには乗せた(諮問した)けれど、おかしい内規(審査基準)の方を事前若しくはすぐ後に変更したから「違法性は軽い」、という趣旨だと理解していましたが、実は、

大阪府は平成26年12月9日において「借地上に校舎を建てる事を禁止した」「内規(審査基準)の方がおかしい」と考えて、「借地を自己所有と見做して」大阪府私立学校審議会に「瑞穂の國記念小學院の設置」について諮問したけれど、その後当該内規(審査基準)を全く変更することなく放置し、本件がマスコミに取り上げられた後、諮問から2年半以上経過した平成29年7月27日になってから、突如内規を変更したから「違法性は軽い」、というのが氏の趣旨であると思われます。

流石正当化の腕は天下一品と、慎んで訂正させて頂きます。

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