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年頭にあたり

平成24年が明けました。我が国においては大震災以降の社会状況に加え、国内外の政治・経済、安全保障に関わる状況が混沌とした中での実に静かな年明けだったように思います。一方で、元日早々に小笠原海溝でのM7.0の発生が見られました。また鹿児島・桜島の昨年の噴火回数が996回と三年連続で過去最高を更新した事も報じられており、依然、我が国と周辺の様々な地殻活動が収束に遠い事も示唆されたお正月期間でした。

そのような中、自分も4日の総務省の仕事始めに臨んだ所ですが、自然災害に加えて、日本一国の力だけでは如何ともコントロールし難いような経済や金融市場の動きに全世界が翻弄されている中で、今年一年が民族にとってどれだけ大切かという事を申し上げた次第です。

既に北東アジアは勿論、欧米の政治情勢にも大きな変化が起こり始めています。また市場勢力・ヘッジファンドの次の標的が何か?プレトンウッズ以降の秩序の変更すら夢物語ではなくなっているという状況の中で各国が戦々恐々としています。そして、そのような変化の中で結果として、あるいは必然として何が起きて、どれだけの人々に影響を与えるのか??・・・、おそらく本年を含めて今後数年の中に近代文明が受ける最も大きなインパクトの一つが起き得るという危機管理意識がまず政府にこそ必要だという事を年始の訓示に入れさせて頂いた所でした。

自分はあまり大きな事を言うのは好きではありませんし、パフォーマンスも嫌いです。政府役職者としては郵政問題を含め直面する課題の出口を一刻も早く作らねばという気持ちでおります。本当に早く仕上げてゆかないと、国際社会の混乱が我が国に波及してしまえば、今までの関係された方々の努力が水泡に帰すという事になりかねないからです。

一国の内政問題であれば、議会の解散時期を含めコントロール出来る可能性はあり得ますが、繰り返しになりますが、それを遥かに超えた次元のインパクトが起きれば自分達の力は及びません。郵政問題においても修正合意という言葉が空念仏とならないように、双方が折り合って基本線を護りながらまとめられる様に微力ながら努力を続けたいと思います。

今までの成功体験は殆ど意味をなさない、そして戦後レジームの延長線をいくら言ってみた所で何の解決も出来ない、つまり経済的にも物理的にも誰も守れないという局面に世界が進んでいる中での平成24年の始まりと思います。政務官としては愚直に一つ一つの直面する課題を確実に処理しつつ、同時に、その先の大きな問題に対する意識を深めてゆけるよう今年も頑張ります。

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