記事

ボーナスの使い方で人生観がわかる!

2/3

お金に対するフットワークを鍛える



小口:貯蓄はするべきかという話でいったら、2014年に向けてはいいんじゃないかということでしたが。その時、貯蓄はどうすればいいのか?「金利も上がらないからタンス預金でいいや」って言う人もいますが。森永さんだったら、どうやって貯蓄しておきますか?

森永:必要なのは“いつでも元本が保証されていて、すぐに引き出せる”というのが、今の時代には一番いいと思います。タンス預金でも銀行預金でも、なんでもいいんですが。それと、もう1つ必要なのは、お金に対するフットワークを鍛えておくということです。なぜかっていうと、デフレの時は資産価格がズルズル下がっていくんです。ところが、デフレが切り変わった瞬間は、ロケットが上がったようにドッカーーンといくんです。だから、このデフレが切り変わった瞬間に、いかに乗っかるかという勝負なんですね。

小口:でも、そんなことはみんな分かってるのに、そこを押さえられないんですよ。

森永:いやいや、そうじゃないです。どうして乗り遅れるかというと、普段からフットワークを鍛えてないからです。例えばね、株式投資の口座を作りたいってみんな思ってて。「あんなのすぐに作れるや」っていうんですけど、意外とできないんですよ。ITの技術力がない人っていうのは、必ず申し込みの画面で止まっちゃう人とかっているんです。

小口:確かに、ネットの証券会社の申し込み用紙って、すっごい分厚くて多いですからね。

森永:連絡が返ってきて番号を登録しなくちゃいけないとか、口座にお金を入れないといけないとか。色んなところに障害があってですね。そこで止まっちゃってると“いざ”って時に勝負にいけないんです。思い切ってやる必要は全然ないと思いますけど。小さなお金で練習をしておく。つまり普段から走ってない人はマラソンを走れないんです。だから、ジョギングをはじめておく。基本的にお金は貯めているんだけれども、練習はしておくっていうのが、私は一番賢いと思いますよ。どこで流れに乗ったらいいかっていうのは、ものすごく難しいんです。ただ、そこを拾うのは神様じゃないとできないので。これはみんないうので。

小口:だって、証券会社の人だって、本当に流れがつかめてるんだったら、とっくに証券会社辞めてますよね?

森永:自分で手張りして儲けてますよね。そこは難しいんですけど。ただ、かなり上がってきたなというところで乗るっていうのも、全部は理財がとれなくても、ある程度はとれる。ファンドマネージャーが高い利回りを実現してくれるって思うのは過剰な期待なんです。彼らがやっているのは、リスクを分散させて平均的な株価をトレースするっていうことだけで。先のことなんか誰にもわからないんです。ただ、株式にしろ、不動産にしろ、原則は安い時に買って、高い時に売る。これ、誰が考えたってわかりますよね。

勉強するならキケンな株に投資しよう!



小口:しおりんみたいな学生さんでも、やっぱり投資の勉強やお金に関する知識はもちろんつけなきゃいけないじゃないですか。そういう足腰を鍛えるために学生でもできることって?

森永:基本的に、お金が貯まる人と貯まらない人の最大の差はなにかっていうと。生活して余ったお金を貯める人は絶対に貯まらないです。最初に貯蓄する分をまず決めて、残りで生活するって言う人は貯まるんです。これはほとんど例外のない法則ですね。

小口:しおりんはどうですか?

仲俣:私は、お年玉も最初に使う分と貯める分を分けちゃうんですよね。

小口:財を成すタイプですね。

仲俣:それはよかったんだなと思って。嬉しかったです。

森永:比率はその人の根性によって違うんですけど。ドンドンドンドン無限にあげていけるんですよ。私が出会った一番すごい大阪の専業主婦は、年収600万の旦那しかないんですけど。1年間で500万貯めたっていってましたよ。「そんなのムリでしょ」って言ったら、旦那の給料は一銭も手をつけずに100%貯めたって言ってました。「食えないじゃないですか」って言ったら、その分は自分がちょこちょこバイトして、生活費は全部奥さんのアルバイトで賄っていたんです。だからやる気になれば100%までいけるわけです。

仲俣:すごーい!

森永:すごいでしょ?私も毎日はやってないんですけれども。お金を一銭も使わないっていう日を週に2日は作ってるんです。意外とできるもんです。やる気になれば。

小口:話しを戻しますけど。投資を若い人でも勉強するにはどうすればいいですか?

森永:それは小さいのでまず練習をして。あるんですよ、ミニ株とか。

小口:あれって、何歳から買うことできるんですか?学生でも大丈夫?

森永:子供でも買えますよ。馬券と違うので、株式はOKです!それで、なるべくキケンな株から入ったほうがいいと思うんです。なんでかっていうとですね、人間は痛い目みないと成長しないんですよ。

小口:でも、女性だったら。毎日髪の毛をセットするのにあるヘアスプレーを使いますと。周りの友達も同じメーカーのヘアスプレーを使ってるから、この銘柄がいいんじゃないかっていう選び方もあるんじゃないですか?

森永:自分の生活実感の中から「こういうの流行ってるな」っていうので、投資するのは某女性芸能人がやってましたが、そこそこうまくいっていたみたいです。

小口:自分が気にいった銘柄に…というのは、初心者にとっては投資しやすいと思いません?

森永:そうですね。初心者は自分の生活から発想するっていうのは1つですし。もう1つは株主優待がつく株を買うのも手ですよね。おまけがつくわけですよ。単元株っていって、基本取引単位まできちんと買うと。食べ物のおまけっていうのと、乗り物のおまけっていうのと、割引券などの買い物のおまけっていうのと、おもちゃっていうのと。おおざっぱにわけて4種類あるんですけど。その中で自分の欲しい物を選ぶ。人気は食べ物系なんです。なんでかっていうと、配当金でもらうよりも、食べ物が来ると利益実感があるんです。

仲俣:友達にもいますね。両親が株に投資してて、株主優待券持ってきて。

小口:いいなって思う?

仲俣:いいなぁって思いますね、やっぱり。

森永:そういうところから入っていって、仕組みを勉強する。シミュレーターとかいっぱいあるんですけれども。やっぱり実際にやらないと成長しないんですよ。特に痛い目にあわないと成長しないので。全部つっこんじゃマズイと思うんですけど。とりあえずちょっとやってみて。激しく動くやつ、もしかすると危ないっていう株で、痛い目を見る。

小口:私、多分できないですねー。慎重に、慎重にいきますね、多分。

森永:でもね、本当に“安全が安全か”っていう問題があって。株式投資をする中で、ここは一番安全だって思われていたのが「東京電力」って会社だったんです。もうすっごい下がりましたからね。だから世の中に100%はないんです。

小口:オリンパスだって、ずーっと横ばいで安定した株価を維持してたわけですからね。

森永:でもね、世の中にはすごい人がいてね。外資系の投資銀行はですね、下がるのを予測して空売りをかけて20億円以上儲けたって話ですからね。

小口:株式投資はそういったところから小額でもできるので、優待とか利用してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい

「仲俣汐里」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    SNS誹謗中傷 人命を奪う自覚持て

    たかまつなな

  2. 2

    東浩紀 ネットで社会完結は幻想

    村上 隆則

  3. 3

    指原発言に賛辞ばかりでない背景

    文春オンライン

  4. 4

    情報源守る産経に太田がツッコミ

    水島宏明

  5. 5

    解除後は出社うんざりな人多数か

    かさこ

  6. 6

    橋下氏 同業者に甘い報道に苦言

    ABEMA TIMES

  7. 7

    危機回避で疑問視 専門家の悲哀

    企業法務戦士(id:FJneo1994)

  8. 8

    病院赤字 不要不急の通院だった?

    中村ゆきつぐ

  9. 9

    橋下氏が黒川氏処分への怒り代弁

    鈴木宗男

  10. 10

    新型コロナ流行で出生率に変化か

    BLOGOS編集部

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。