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追跡 仮想通貨NEM/数千回に分割 続く送金/公開情報で流れ解明可能

本紙独自調査

 仮想通貨NEM(ネム)は、その送金記録のすべてがインターネット上で公開されており、誰でも閲覧可能です。1月26日にコインチェックから流出したネムについても、どのアドレスに分散したのか、追跡が可能です。ただし、アドレスについては40桁の英数字で表現されているだけで、その所有者が誰かはわかりません。

 犯人側は2月末までに、流出したネム5億2300万枚のうち、1億3000万枚前後を世界各国の取引所などの外部アドレスに送金しており、その多くは現金化されたか、他の仮想通貨に交換された可能性が高いと思われます。この送金は、数千回に分割され、複数のアドレスを経由して行うなど、複雑な方法をとっていますが、すべてインターネット上で公開されていますから、丹念に追いかければ、ネムの流れのほとんどは解明できます。

 本紙が独自に調べたところ、犯人側が外部に送金したネムのほとんどが最終的には仮想通貨交換業者に流れており、もっとも多いのはアメリカの大手仮想通貨交換業者「ビットレックス」(6500万枚以上)で、2番目が日本のZaif(ザイフ)となっていることがわかりました。

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 ザイフには、主に表のように四つのルートから送金されています。本紙は、2月22日に表の(1)と(2)のルートの送金についてテックビューロー社に問い合わせましたが、同社からの回答はないまま、その後も(4)にルートを変更するなどして送金が続いています。

 (仮想通貨取材班)

 仮想通貨交換業者 仮想通貨の売買や交換を行う業者。16年に改正された資金決済法で金融庁への登録が義務付けられました。ただ、未登録のまま「みなし登録業者」として営業しているものもあります。ザイフを運営するテックビューロー社は登録業者で、コインチェック社は「みなし登録業者」です。

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