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次期ECB副総裁にスペインのデギンドス氏、ドイツ出身の次期ECB総裁に道開く

[ブリュッセル 19日 ロイター] - ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)は19日、5月末に退任するコンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁の後任としてスペインのデギンドス経済相を選定した。

ユーログループは声明で「デギンドス氏をECB副総裁候補として支持する」とした。デギンドス氏のECB副総裁指名は3月22─23日の欧州連合(EU)首脳会議で最終決定される。就任は6月1日付。

副総裁に南欧出身者が選ばれたことで、2019年に任期が切れるドラギECB総裁の後任にユーロ圏北部出身者が選ばれる公算が大きくなった。ドイツ連銀のワイトマン総裁などの北部出身者が次期ECB総裁に就任すれば、ECBの超緩和的な金融政策の行方に影響が出るとの見方も出ている。

デギンドス氏はECB次期副総裁に選ばれたことを受け、数日以内にスペイン経済相を辞任すると表明。政治家出身者の指名でECBの独立性に影響が出る可能性があるとの懸念が一部で出ていたが、デギンドス氏は記者団に対し「閣僚を務めてきたが、閣僚であることはECBの独立性に対する自身の主張を何ら制限するものではない。私はECBの独立性を守る」と述べた。

コンスタンシオECB副総裁の後任にはアイルランドのレーン中銀総裁も候補に挙がっていたが、アイルランドのドナフー財務相はこの日のユーロ圏財務相会合を前に、1人の候補を全会一致で選ぶ必要があるとしてレーン氏の擁立を取り下げていた。

ただレーン氏は来年任期が切れるプラートECB専務理事の後任候補として名前が挙がっている。

スペイン出身のデギンドス氏がECB副総裁に就任することは、独連銀のワイトマン総裁の次期ECB総裁就任に道を開く可能性があるが、ユーロ圏当局者は2019年に欧州の重要なポストがどのように割り振られるかによるとの見方を示している。

当局者は、例えば国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事や英国の欧州連合(EU)離脱に向けたバルニエEU首席交渉官らのフランス出身者が次期欧州委員長に就任した場合、独連銀総裁が次期ECB総裁に選ばれる可能性があるとしている。

ただワイトマン氏はECBの超緩和的な金融政策に反対姿勢を示していることで一部の当局者が敬遠するなど、次期ECB総裁就任は一筋縄では行かない可能性もある。

デギンドス氏は自身のECB副総裁就任がドイツ出身の総裁就任に道を開けるかとの質問に対し、総裁と副総裁のポストの間には何の関連もなく「付随する条件など何もない」と述べた。

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