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福島原発の地下水、流入があれば汚染水流出も

東京新聞が《福島第一建屋に地下水大量流入か収束作業に難題》で「原子炉建屋やタービン建屋地下に、一日数百トンの地下水が流入している可能性のあることが分かった」と注目すべき報道をしました。地震によって建屋地下の壁が損傷したことは確実で、雨が少ない冬季になれば地下水位が下がって、逆に建屋の放射能汚染水が流出する事態になります。

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東京新聞が集計したグラフを上に引用しています。「東電が公表したデータを本紙が集計したところ、約十万トンあった汚染水は、十三日時点で約五万千六百トンにまで減っているはずだった」「しかし、実測の地下水位から東電が推計した汚染水残量の最新値は約八万千三百トン。移送量などから逆算した値とはほぼ三万トンの開きがある」「東電に本紙の計算結果を示すと、『日量百トン単位でわき出ていると思う』との回答があった」

地下水流入で汚染水の処理が大変になる点に重点が置かれていますが、これから雨が少なくなるシーズンを迎えれば流出の危険を考えるべきです。松山市公営企業局が出している「松山市水源状況・雨量と給水量地下水の水位(南高井観測井)の推移」を引用します。


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雨が多いこの半年間は地下水位(赤線)が上がっていますが、昨年、一昨年の実績を見ると雨が少ない11月以降は大きく下がっています。東電は8月末になって、放射能で汚染された地下水が海に流れ込むのを防ぐための遮水壁を年内に着工、2年後に完成させる計画を打ち出しましたが、これでは遅いのです。「福島原発廃炉プランに見る楽観的過ぎる前提」で指摘しているように、希望的観測を前提にし、起きうる事態を網羅しない現在の進め方では駄目です。またも「想定外」の轍を踏むことになるでしょう。

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