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緊張の現場

  平昌(ピョンチャン)では、コンマ1秒の差でメダルに手が届くかどうか、その色が何色になるのかが決まっています。アスリートたちの繰り広げる死闘と、そこから生まれる悲喜こもごものドラマから目を離せません。

  国内に目を転じれば、受験シーズンまっ只中です。記録的な大雪やインフルエンザの猛威といった厳しい環境の中、受験生たちは「1点」でも多くという重圧の中で頑張っています。その尊い奮闘努力を無にすることのないよう、出題ミスだけは避けてほしいものです。

  先月行われた大学入試センター試験では、「ムーミン」の舞台についてフィンランドを正答とする問題が出題され、「ムーミンの舞台はムーミン谷ではないか」と物議を醸しました。ムーミンの公式サイトが「ムーミン谷に住んでみたい。そう思った瞬間、あなたはもうムーミン谷の住人です」という、著者のファンタジーな発言を紹介する騒ぎにまで発展しました。トリッキーな出題はやめるべきです。

  今春は、出題ミスやそれに伴う追加合格などの報道が目につきます。採点も含めて関係者には緊張感をもってもらわなければなりません。10代の少年少女にミスという不条理を突きつけることだけは、厳に戒めなければなりません。

  「1円」をめぐる攻防も始まりました。確定申告期間は、2月16日から3月15日までです。特に今年の場合は、森友学園への国有地売却に関する保管すべき資料を全て破棄したと答弁してきた佐川国税庁長官への批判が高まっており、徴税事務への影響が心配されています。

  麻生財務大臣は13日の衆院予算委員会で、「そういうこと(納税者による反発などの混乱)は起きるかもしれないということは、十分思っておかなければならないかもしれない」と、他人事のように答弁しました。そこで、私は16日(金)の衆院財金委において、「現場の混乱への懸念があるなら、確定申告会場への視察に行ったらどうか」と、質しました。財務大臣として、納税現場の空気を正しく知るべきだと思ったからです。

  麻生大臣は宮澤喜一氏を抜き、財務大臣在任期間が戦後最長となりました。しかし、「長きをもって貴し」とは思いません。消費税の10%への引き上げは2度延期し、財政再建目標まで延期した不名誉な大臣です。最長不倒記録はつくりましたが、飛型点が悪過ぎです。一体、麻生財政とは何だったのでしょうか。せめて、現地現場主義に徹する姿勢ぐらいは見せてほしいものですが…。

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