- 2018年02月11日 09:53
銀座の小学校の校長はブランド品が大好きなようだが、自分の趣味を他人に押し付けてはいけませんね
私の綽名も「こうちょう先生」なので、校長先生批判はあまりしたくないのだが、小学生の標準服にご自分の独断でブランド品を指定するという感覚はどこかおかしいのではないか。
ブランド品でも格安で業者から提供されるもので保護者に余分な負担を掛けるようなものでなければそういうこともありかな、と思わないでもないが、価格交渉は一切しておらず、事務方や職員会議にも一切諮らず、ご自分の一人の判断でどんどん手続きを進められたそうだから、ずいぶん危ないことをされる人である。
独得の感性の人のようである。
私はそもそもブランド品に興味がない朴念仁なので、ブランドの名前を聞いても、へー、それがどうしたの、というくらいの反応しか出来ないが、いざその値段を聞いたら、ちょっと待ってよ、と言いたくなる。
ブランド品で身を飾りたくなる方々からすれば、なんと粗野な人だろうということになるのだろうが、私は、華美な服装に身を包んで如何にも上流階級の出身のように装う子どもよりも、ちょっと元気すぎるかなと思うくらいに、服装の汚れに構わないで活発に動き回る子どもを見る方が好きである。
ブランド品大好きの校長先生の個人の趣味を他人に押し付けようとしているのではなかろうか。
やっぱりこういうことは止めておいた方がいい。
私立の学校ならばともかく、希望者は原則として全員を受け容れることが建て前となっている義務教育の公立小学校の場合は、保護者の経済的な負担にも十分配慮して、ごく普通の標準的な標準服を選ばれた方がいいはずである。
それにしても、この銀座の小学校の校長先生は妙なところでご自分の学校の知名度を上げられたものだ。
これも、ご自分の学校の知名度を上げるための宣伝の一つかしら、と思うくらいである。