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天皇制をどうするか・私の皇室典範改定案

 昨日の天皇誕生日、恩義(Oblige347)さんからのブログ連歌への投稿で、図らずも天皇制の今後について考えることになりました。皇族の減少による皇位継承断絶の可能性、つまり最近の女性宮家創設の議論とも関係してきます。

 私の基本的な立場は、天皇家の問題も、なるべく一般の家庭の問題と同じように考えてあげたいということです。少子化の時代に、家系や家業の継続をどのように考えたらいいかということです。

 まず、女性宮家については、結婚時の当事者二人の意思を尊重すべきでしょう。結婚後に夫と妻と、どちらの姓を名乗るかという問題です。夫の姓を名乗るのなら、女性皇族の臣籍降嫁で今と同じですが、夫が同意すれば夫が皇族になることにすればよいのです。この場合、夫は天皇になれないことにしてよいでしょう。ただしこの夫婦の子は、天皇になる資格を持ちます。夫が皇族になるのは、皇室会議の承認事項としてもよいかもしれません。

 天皇を議長とする皇室会議には、もっと自主的な権限を与えたいものです。次の天皇になる皇太子は常に決めておかなければならないが、その人選は皇室会議が行うとすればよいではありませんか。長幼男女の別で法定しても適任でない場合もあるかもしれません。天皇家のことは、天皇家に任せるのが筋というものです。

 そうしておけば、高齢になった天皇が自ら退位して上皇となり、皇位を若い世代に譲ることも可能になります。今よりもずっと人間的な皇室になるのではないでしょうか。さらにこれは、天皇制そのものをどうするかを、皇室自らが考え決断する可能性を開きます。

 日本の天皇は、神話伝説の時代を含めれば125代の世襲を重ねています。国家として古い暖簾を誇る上からは、世界にもまれな立派な看板と言っていいでしょう。しかしこれが国民の間にあいまいな依頼心を醸成し、近代国家の国民としての自覚を育てなかったという意見もあります。さらに日本を特殊な選民国家だとする偏狭な国粋主義を育てる危険性もなしとしません。

 私は個人としては天皇制はあってもいいと思うのですが、もしも天皇制が全くの無用になった、あるいは存在が有害になったと判断される時代がきたら、皇室会議の決議をもって天皇制を廃止し、皇族もすべて日本国民になることができる、そのような可能性を与えてあげたいと私は思います。皇族だって、ふつうの日本国民になりたいかもしれないのですから。

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