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2018年・最新の統計情報から見る、世界のネット・SNSの利用状況

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先月31日、英ロンドンに本社を置くソーシャルメディア・コンサルティング企業「We Are Social」から、最新の調査報告「Digital in 2018」が発表されました。

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このレポートは、毎年この時期に公開されており、世界規模・エリア別・各国別でのインターネットやソーシャルメディアの利用状況の詳細なデータを見ることができます。通常あまりデータが出てこないような国の情報も載っているため、特に海外の状況のリサーチや、複数の国での比較などができ、非常に興味深いデータを得ることができます。今日は、この統計の中からいくつかのスライドを抜粋し、2018年最新の世界のネット・SNS利用状況について見てみましょう。

世界の一般的なインターネット利用概況

2018年時点の世界人口は、昨年から約1.2億人増え、約75.9億人になっています。そのうち、インターネットを利用しているユーザーは約40.2億人(全人口の53%)と、初めて総人口の半数に達した昨年から比べて3ポイント上昇しました。ソーシャルメディアユーザーは約31.9億人で、昨年比で5ポイント増加した42%となっています。

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総じてユーザー数は増えているものの、2015年→2016年のインターネットユーザー・ソーシャルメディアユーザーの増加は10ポイントだったため、増加率でいえば徐々に鈍化傾向にあるようです。モバイルユーザーに関しても、2016年:約37.9億人、2017年:約49.2億人に比べ、2018年の約51.4億人という数字は鈍化していることが分かります。

下のグラフは、一日あたりにインターネット利用に費やす時間が長い国順に並べたグラフです。

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上位から、順に1位タイ:9時間38分(昨年3位↑)、2位フィリピン:9時間29分(昨年1位↓)、3位ブラジル:9時間14分(昨年2位↓)、4位インドネシア:8時間51分(昨年4位→)、5位南アフリカ:8時間32分(昨年8位↑)となりました。上位の国は多少の入れ替わりがあるものの、ほぼ国の顔ぶれは同じ傾向でしたが、南アフリカが圏外からランクインしているところがポイントでしょう。

特にアフリカ地域は、2018年のネットユーザー数が前年比で20%の増加、そのうちの82%のユーザーがモバイルによる接続となっており、こうした状況が、2017年の8時間2分から30分もネット接続の時間を長くさせ、順位も躍進することに繋がったのではないでしょうか。

ちょっと面白いデータが、世界でアクセス数の多いサイトの言語別割合の順位です。

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トップは英語で、1000万サイトの過半数を超えています。2位以下は割合で言うと一桁台になってしまうのですが、2位がロシア語、3位がドイツ語、そして何と日本語が4位にランクインしています。

単純に、世界の言語人口の多い順ですと、1位:中国語(10億5100万人)、2位:(英語 8億4000万人)、3位:スペイン語(5億7000万人)となりますが、アクセスの多いウェブサイトの言語は、人口の多い順に比例する訳ではないようです。ちなみに言語人口順で、ロシア語は8位、日本語は9位となっています。

続いて、一日にソーシャルメディア利用に費やす時間の国別平均値で長い国、つまり、”SNS好きの国”はどこになるでしょうか。

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上位から、フィリピン・ブラジル・インドネシア・タイの順になっています。先程の、一日あたりにインターネット利用に費やす時間が長い国のデータで、上位の国々がランクイン。これらの国の人々は、ネットでは主にSNSを活用していることが分かります。日本はこのデータの中では最下位の48分。昨年から見ると、8分ほど長くなっているものの、世界の中ではまだあまりSNSを利用していない国にあたるようです。

アクティブユーザー数が多いSNSサービスの順位とその数を表したのが下のグラフです。

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世界的にはやはりFacebookが圧倒的な数値でトップになっています。この統計ではメッセンジャーサービスも数えているので、上位3位のWhats app、4位のFacebook messenger・7位のInstagramなど、Facebook関連のサービスも含めて考えると、群を抜いたシェアを昨年から引き続きキープしていることがよく分かります。

その他のSNSですと、昨年と比べるとYouTubeが2位に上昇(昨年4位)、中国系のSNSは昨年と同じ順位となっています。日本では人気の高いLINEですが、グローバル規模で見ると存在感はまだまだ小さいようです。

下記はFacebookユーザーの年齢別利用数を示したグラフです。

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日本では、Facebookはビジネスパーソンの利用が中心のため、ユーザーの年齢層はやや高めと言われていますが、世界的に見ると、18-24歳・25-34歳がそれぞれ12%を占めており、20代前半の若い世代も多く利用していることが分かります。

では、昨年日本では飛躍的に人気を伸ばしたInstagramはどうでしょうか?

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日本では、おしゃれに敏感な若い世代の女性がターゲットの中心で、徐々に年代が上の女性層にも広まりつつあるという状況が定説です。しかし、世界的に見ると、あまり性別の差はないことが分かります。こちらも、18-24歳・25-34歳がそれぞれ15%を占めています。

We Are Social」による最新の調査報告「Digital in 2018」から興味深いポイントについてご紹介してみましたがいかがだったでしょうか。これまでご紹介したデータの他にも、モバイルの利用状況・eコマースの利用状況・これまでの項目の国別の詳細データなど、いろいろと貴重なデータが公開されています。特に海外の国同士の比較などがしたい場合に非常に役に立ちますし、普通に眺めていても面白いレポートだと思います。是非、ゆっくりとご覧になってみてください。

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