- 2011年12月22日 08:00
「マズローの欲求階層説を知ったところでどうなるの?」を考える。(1)
おはようございます。
気付けば24歳の誕生日まで1ヶ月をきっていました。
一か月後には、このブログタイトルも変わっているのかと思うと、
なんだかちょっと不思議な感じ。
「23歳女子のすくすく経営日記」
「24歳女子のすくすく経営日記」・・・・
少しばかり、大人な香りです。
(・・そもそも何歳まで、女子なんだ?)
リンク先を見るameba blog
そんなこのブログに関しまして、皆さまにご報告があります。
21歳の頃、アメーバブログからスタートし、
こつこつと更新を続けてきたこのブログですが・・・
LivedoorのBLOGOSから連絡があり、
このブログのいくつかの記事をBLOGOSのブロガーとして
転載していただけることになりました!
ヒット数が1桁で自信を無くしたこともあったし、
続けるのが苦しくなった時期もありました。
「もうやめたら?」と頭の中で悪魔がささやいても
そんな選択肢を持ち合わせていなかったのは、
読者の皆さんの存在があったからとしか言いようがありません。
これまで長い間、応援してくださっている読者の皆様はもちろんですが、
これから出会う皆様にも愛されるようなブログを目指して、
ますます頑張っていきたいと思います!
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。
そんな気合十分な私ですが、本日のテーマはまさにこれ。
「何のために頑張るの?」
つい先日、「なぜ主婦たちはクックパッドに投稿するのか?」という記事で、
マズローの欲求階層説についてご紹介させていただいたのを、
覚えてくださっているでしょうか?
→ 以前ご紹介したブログはコチラ。
有名すぎるお話ですが、そんなこと知ったところで、どうなる?
・・・なんて思っちゃったりしませんか?
そんな天邪鬼なあなたのために(笑)
本日から二日間かけて、その質問の答えとなる考えをご紹介したいと思います。
まず本日は、このポイントをまとめてみましょう。
「マズローの欲求階層説」は、なぜ生まれたのか?
つまりマズローの欲求階層説で、自分たちの欲求が明らかになる前まで、
一体人々は、どんなことをモチベーションに頑張っていたのか?ということ。
「何かをするには頑張る理由が必要」なのは、今も昔も同じはず。
お金?家族?それとも・・・?
この質問に答えるには、100年以上前にまで遡る必要があります。
1. 人はなぜ働くのか?ではなく、働く人々はなぜ怠けるのか?
一番の起源は、経営学は「サイエンス」だと認識し、
「科学的管理法」を確立させた、フレデリック・テイラーという人物。
目の病気で進学の道を諦め、機械工になったテイラーは、
そこで働く人々を見て、「なぜ人は働くのか?」ではなく、
なぜ働く人々は皆、怠けるのか?を考え始めました。
そして気付いたのは、
組織の人々が怠けるのは経営サイドに責任がある!ということ。
そこで、はたらく人々が怠けないようにするために、
“働く”ということの基準を作ってあげることに。
実はこれが、課業管理(タスクマネジメント)の起源。
作業標準(一人の労働者が一日にこなすべき仕事量)を設定し、
設定されたタスクを達成できた者には、高い賃金を払うという、
経済的な刺激(インセンティブ)を与えるように、作業現場を管理していったのです。
経営者と労働者は、利益を奪い合うのではなく、
共に、市場のパイを増やす(つまり、売り上げ自体を上げる)
必要があるのだという意識を根付かせました。
さらに、人は経済的な刺激を与えることで、即座に反応するということを証明。
(これはその後、刺激反応モデル、別名”経済人モデル”と呼ばれるようになります)
こうして生まれた【科学管理法】という理論は、
“経営学”そのものの概念が世界になかった時代に、初めて「働く」ということ、
そして「企業」が人を管理しなければならないということを、はっきりと証明した学説です。
2. 技術やお金だけじゃない。人間のコントロールだ。
一方その頃フランスでは・・・
「経営の仕事は現場を管理するだけなのか?」と疑問に感じたファヨールという経営者が、
経営とは、以下6つの活動を指すと定義します。
①技術活動(生産・製造・加工)
②商業活動(購買・販売・交換)
③財務活動(資本の調達と運用)
④保全活動(設備と従業員の保全)
⑤会計活動(財産目録・貸借対照表・原価計算・統計など)
⑥管理活動(計画・組織・指揮・調整・統制)
リンク先を見る
それ以外の項目の中でも、
特に注目していただきたいのが、⑥「管理活動」です。
計画・組織・指揮・調整・統制をまとめた「管理活動」は、
技術やお金などではなく「人間のコントロール」をする内容であるということ。
・・・・ 実はこれ、
P・D・C・A(Plan,Do,Check,Action)サイクルの原型となっているんです。
リンク先を見る
(今もなお社会で大活躍している「経営学的視点」が、
もうかれこれ100年近く前に成立していたなんて、本当に驚きですよね)
そんなこんなで、ファヨールは、
現場の管理をするだけで、働く人々のモチベーションは上がらないと考え、
こんな風にして「人間としてのコントロール」をしてあげることで
初めて人が頑張ることができるのでは?と考えたようです。
3. 【ホーソン工場の実験】あの子のためなら、なんでもできる?
テイラーの科学的管理法のおかげで、
人々は働くということに、「お金」というやりがいを見つけ、
様々な労働環境がマネジメントされ、豊かになりました。
しかし・・・
本当に、お金のためだけに、人は頑張れるのか?
・・・ きっと違う、なにかお金以外の理由があるはず!
そんな疑問から、ホーソン工場では、
ある同じ作業を行う少人数のチームをつくり、様々な観察を行いました。
この作業チームの生産性が、どのように変化するのか?
A.生産性は上がった
B.生産性は変わらなかった
C.生産性は下がった
以上の三択で、皆さんも一緒に考えてみてくださいね!
まずは、従業員の給料を上げてみました。
生産性の変化は・・・・・・・・・・・
リンク先を見る 答えはAです。
賃金を増やすことで、チームの生産性はどんどん上がっていきました。次に、従業員にも気分転換は必要!と、休憩時間を増やしてみました。
すると、生産性は・・・・・・?
答えは、Aです。
休息時間を増やしてあげることで、生産性は上がるということが分かりました。
次に・・・従業員たちもお腹がすくだろうと、軽食サービスを始めてみました。
すると、従業員たちの生産性は・・・?
もちろん上がります。答えはAです。
かなり良い状況となったところで・・・・
実験者は、これらの労働条件をすべて元に戻しました。
給料は元の値段に戻り、休憩時間も無くなり、
軽食サービスも廃止しました。
すると・・・どうなったと思いますか?
生産性は、A.上がった B.変わらない C.下がった
答えは・・・・・・・
なんと、Aでした。
これまでの労働条件をすべてリセットしたにも関わらず、
このチームの生産性は上がり続けたのです。
それはなぜか?
実は、従業員たちは、賃金以外のものを職場に求めていたのです。
それがまさに、一緒に仕事をするチームの存在でした。
労働条件の変化によって生産性が直接的に上がったのではなく、
それらによって働くことへの意識が変わり、チーム全体が良い雰囲気となる。
そして、チームワークという感情が生まれ、働くことが楽しくなり、
生産性はそれによって上がっていたということです。
ホーソン工場での実験で分かったことは何だったのか?
それは、生産性に協力しようとする意欲(=モラール)は、
条件変化ではなく、周囲の職場集団の状況によって変わる、ということ。
これが、一番最初に生まれたテイラーの「経済人モデル」を覆す、
「人間関係論」と呼ばれるものでした。
以上、
1. 人はなぜ働くのか?ではなく、働く人々はなぜ怠けるのか?
2. 技術やお金だけじゃない。人間のコントロールだ。
3. 【ホーソン工場の実験】あの子のためなら、なんでもできる?
大きくこれら3つの経緯を通して、
「人間が頑張る理由は、お金のためだけではない」という
マズローの欲求階層説に繋がる理論が生まれたようです。
かなり長くなりましたが、
まずは理論の起源となっている考え方を知ることで
「マズローの欲求階層説を知ったところでどうなるの?」という
質問に答えるための第一関門をクリア。
明日の記事では、いよいよ!
本題である「欲求階層説」の学びに突っ込んでいきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき有難うございました。



