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- 2011年12月22日 09:00
ファンの40%が求人に応募!活用ツールにも注目!「Hard Rock Cafe」のソーシャルリクルーティング事例
2/24週間で4,000人からの応募
Facebookページへの「いいね!」の数は、Facebookページ開設後1日で1,000、4日で6,100、4週間で10,000と順調に推移していきました。
画像を見る
Facebookページの「いいね!」の数の推移:
via Case Studies:『Hard Rock Cafe』 − Work for Labs より
そして、求人への応募者数も最終的に4,000人にのぼりました。
すべての応募は、採用チームによって査閲され、結果として700人が面接に進みました。
面接は、わずか3日間で行われました。
面接の予約はイベント管理ツール「Eventbrite」で!
さて、700人もの面接をどうやって管理したのでしょうか。
ここも注目のポイントで、『Hard Rock Cafe』では、イベント管理ツールの Eventbrite を使って、
面接を「イベント」として管理したのです。
Eventbriteは、チケットが無料のイベントについては、登録、管理などがすべて無料で利用できます。もちろん、今回の面接は参加無料のイベントになるので、費用を一切かけずに利用することができます。
イベントは、面接期間の3日間、午前9時〜午後7時までとして登録されました。そして1時間に20人まで登録可能なように、チケットを設定しました。
応募者には、メールでEventbriteの該当ページのURLが送られます。イベントページにアクセスすると、そこから直接自分の都合の良い時間を予約することができます。
予約すると、メールで面接の説明、面接会場の地図、そしてチケットが送られるようになっています。しかも、Eventbriteには、予約日の前日にリマインダーが送られるようになっています。
この施策により、メールで面接についての質問をしてきたのは、わずか15人にとどまりました。その他は、Facebookページのウォールで質問が投稿され、そのほとんどが他のファンによって回答されました。
動画のライブ中継で情報発信
応募締め切りから面接開始までの間、採用チームは、動画サービスの Livestream を使って、面接のプロセスや『Hard Rock Cafe』で働くことについての話を放送しました。
Livestreamは、Facebookアプリとして、Facebookページに組み込むことができます。これによって、Facebookページを使って放送時間を知らせたり、放送前や放送中に質問をFacebookから投稿してもらうことができます。
Livestreamで動画を放送
リンク先を見る
via https://www.facebook.com/hardrockcafefirenze?sk=app_142371818162
120人を採用、不採用者でもタレントプールに
結果として、120名の採用を決定しました。さらに合格者以外の応募者たちについては、将来の求人募集の時に案内するためのデータベースに、タレントプールとして登録しました。
タレントプールの考え方については、こちらの記事を参考にしてください。
不採用や退職でサヨナラなんてもう古い!「タレントプール」が変える企業と求職者の新しい!つき合い方
http://www.social-recruiting.jp/archives/4200
不採用者もファンでいてもらうために
さらに、不採用になってしまった人たちには、新店舗オープン後に来店したときに、面接のチケットを提示するとドリンクが一杯無料になるサービスを提供しました。
こうした施策により、3,880人もの不採用者がいたにも関わらず、Facebookページのウォールにネガティブなコメントをする人はほとんどいませんでした。
むしろ、面接の機会を与えてくれたこと、将来の採用の可能性を示唆してくれたことに感謝する書き込みがたくさん投稿されたのです。
また、内定者からも喜びややる気に溢れる声がウォールに投稿されました。
低価格での採用を実現
さて、新店舗の人材募集のためのソーシャルリクルーティングに、結果としていくらかかったのでしょうか。
従来の採用方式では、新店舗のスタッフを集めるのにおよそ25,000ドルがかかっていました。
今回のFacebookのキャンペーンにかかった費用は、約2,000ドルで、従来の8%のコストになります。
ファン、一人獲得するのにかかった費用は0.2ドル、応募者一人獲得するのにかかった費用は0.5ドル、そして採用にいたった人を獲得するのにかかった費用は16ドルということになります。
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ファン、応募者、内定者獲得のためのコスト:
Case Studies:『Hard Rock Cafe』 − Work for Labs より
まとめ:今でもFacebookページでコミュニケーションを継続
新店舗の人材獲得、そして新店舗オープンを話題にするという2つのゴールを確実に達成した事例です。
なお、『Hard Rock Cafe』のFacebookページは、新店舗オープンのためだめでなく、今でも引き続きユーザーとのコミュニケーションの場として活用されています。
現在も新しい求人募集が掲載されており、多くの反応を得ています。
『Hard Rock Cafe』という知名度やファンの熱意を活かして、ソーシャルリクルーティングを成功に導いたことがこの事例からわかります。
もちろん、知名度のみに頼らず、情報発信や不採用者へのサービスも含めて、『Hard Rock Cafe』が行った戦略は、参考になるでしょう。
- 池見幸浩/ソーシャルリクルーティングの世界
- ソーシャルリクルーティングの世界!



