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- 2011年12月22日 09:58
就職活動に臨む学生は”深刻”にならず”真剣”になれ~キャリアセンター職員の語る”シューカツ”の真実~
6/6沢田氏から2013年卒の学生への5つのアドバイス
1.後期試験対策など学業を怠るな 2013年卒向けの就職活動は12月が相当バタバタすると思います。だからといって、後期試験など学業をおろそかにしてはいけません。ここで中途半端にして来年に単位を残した方が後で苦労することになります。
2.大学の発表する「就職活動のスケジュール」を鵜呑みにするな
多くの大学側が、この時期にエントリー、説明会、この時期面接、内定というようなスケジュールを発表しています。こうしたスケジュール表には、未だに2月に個別企業説明会が始まって5月、6月に内定と書いてありますが、そうしたスケジュールどおりに進む就職活動の方がマイノリティーで、それ以上に長期化する就職活動の方が一般的になりつつあります。ですから、5月ぐらいに内定が出ていなくても、それは落ちこぼれでもなんでもなく、むしろそういうもんだと考えるべきです。そういう情報を事前に持っていれば、心の余裕を持つことにつながります。もちろん、大学発表のスケジュールどおりに内定が出る人も居ますが、それがすべてじゃないですから。
3.”拘束を強める企業””選別を早める企業”に注意しろ
拘束というのは一部の人気企業にあるのですが、全員が選考に参加すると選別が煩雑になるため、複数回説明会に参加している学生だけを優先的に選考にまわそう、このセミナーに来なければ選考に参加できないなど、内定者ではなくて選考の段階で学生の拘束を強めてしまうケースです。1次選考に通過したら、「2次選考は明日の10時!!」みたいにして「これないなら、うちは本命じゃないってことでしょ。じゃあいいよ」という対応をとるような企業が出てくる可能性があります。また、選考を早めるという意味では、説明会の参加にも書類選考を課すケースなども考えられます。
4.「捨てるプライド」と「守るプライド」を間違えるな
2013年卒の学生がOB・OG訪問などを行う場合、連絡が取れたOB・OGに学生が殺到してパンクする可能性があります。そのため、学生はまず私的・公的なネットワークを洗い出して、一度図にするといいと思います。自分が間接的につながっているもの、「うちの姉ちゃんの彼氏は、○○に勤めてて」というものでもOKです。そして、そこへのアプローチは恥を捨ててやるべきです。基本的な礼儀さえわきまえておけば「急に知らない奴から電話が掛かってきたら迷惑じゃないか」などと心配せずにやってみればよいと思います。みんな就職活動が大変なことは分かっていますから。
5.企業の説明会は「情報を確認する場」だと思って参加しろ
合同企業説明会に関しては知らない企業から行くべきです。その方がチャンスは広がります。また、企業の個別説明会は、情報を確認に行く場だと思って欲しい。参加すれば"教えてもらえる""話してもらえる"という考えで参加する学生は厳しい。説明会に参加する前に、企業のホームページ、可能であればOB・OG訪問などで情報を収集することはできます。その上で、企業説明会は、事前に得た情報を確認する場として臨むべきです。全部が全部とはいいませんが何社かでもそういう気持ちで参加している企業があれば、少なくとも受身ではなくなります。
それに、説明会で得られる情報は、選考の参加者全員が得ることの出来る情報です。その情報を元に志望動機を作っても金太郎飴になるだけです。自分が積極的に動けば、「自分だけの志望動機」をつくることができます。サラっと話すことが出来て、しっくりくる。自分らしい志望動機です。それなくして数だけ増やしてもリスクを増やすだけで結果的に疲労を生むだけです。
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プロフィール
沢田健太(さわだ・けんた) 民間企業で営業職や人事職に従事。その後は、教育分野に転身。複数の大学(キャリアセンター)にて、キャリア支援に携わる。著書に『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』(ソフトバンク新書)がある。現在の主な関心事は、「就活と若者の不安」「正解を求めようとする就職活動生の意識」「大学におけるキャリア教育の今後」など。
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