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TENGAが介護現場に参入した意図とは


【「高齢者の性と真正面から向き合います」という】

 大人向けグッズ界のパイオニア『TENGA』が意外な“新規事業”に乗り出した。

 介護サービス業を全国展開する株式会社「いきいきらいふ」は、1月16日、TENGA社との協働を発表した。デイサービス店舗「いきいきらいふSPA」において『TENGA』を販売するなど、利用する高齢者・障害者の性生活を高める取り組みを開始するという。「いきいきらいふ」取締役の福住尚将氏が説明する。

「いま、日本中の介護施設で“利用者の性の欲求不満にどう取り組むか”が大きなテーマとなっています。この問題を解決すれば、施設内でのセクハラ抑止などが期待できる。

 弊社施設の利用者は要介護度1~2の高齢者が中心ですが、男性たちは“いくつになっても男”だと実感している。昨年、希望者を募ってキャバクラツアーを実施した際も大好評でした。しかし体が不自由な方々が風俗産業を利用するには高いハードルがある。そのため『TENGA』による行為も選択肢として用意したいと考えたのです」

 福住氏は自ら「TENGA」を試し、高齢者でも安全に使用でき、十分な満足を得られると確信。TENGA社に協力を呼び掛けた。TENGA社広報がいう。

「ご依頼には驚きましたが、ぜひお手伝いしたいとお受けしました。弊社のコンセプトは“性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく”です。もちろん高齢者や障害を持つ方も例外ではありません。行為によって、若さを保つホルモンであるテストステロンが多く分泌されることもわかっています。この事業を通じて、『TENGA』の健康への有用性を伝えていきたい」

 TENGA社は、「いきいきらいふ」社の従業員に向け、「高齢者の性」についての研修も行なう予定だという。

「とはいっても、従業員が介助をするわけではありません。まずは性に対する正しい知識を共有することから始めたい」(前出・福住氏)

※週刊ポスト2018年2月9日号

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