この地区の自然放射線量を知っていただくために、日本地質学会の「日本の自然放射線量」から地図を引用し、上の2地点の線量を書き込みました。
従来から柏市にある東大キャンパスの測定で線量が高いことが知られていました。今回の測定結果を見ると柏市6地点は0.42〜0.47マイクロシーベルト/時に止まります。柏市をはさむ我孫子市と流山市に大きく広がった高放射線量ゾーンがあるようです。この地域の自然放射線量は0.0178〜0.036マイクロシーベルト/時にすぎないので、福島原発事故の放出核種による被ばくが大半を占めます。
測定場所はほとんどが学校や公園です。「放射線量低減策を実施した場合に国の財政支援の対象となる指標(1時間あたり1マイクロシーベルト)を下回りました」などと、のんびりした戯言を言っている場合ではありません。子どもたちのことを考えて、取り敢えず自治体の責任で表土の剥ぎ取りなど放射線量の低減策を急ぐべきです。