書く予定ではなかったのですが、前回記事との絡みで書かない訳にはいきません。
北朝鮮の偉大なる将軍様、金正日が亡くなったと昨日公表されました。
日本にとっても、世界にとっても、大きな意味を持つニュースが2011年内に駆け込みで間に合わせたかのように飛び込んできました。
前回記事では今年のデモの同時多発性について書きましたが、このニュースも不思議な一致で2011年を括ることができそうです。
●イスラム過激派アルカイダの首領ビンラディンが米軍作戦により死亡したのが今年5月。
●狂犬リビアの独裁者カダフィ大佐がジャスミン革命を契機に・・、死亡したのが今年10月。
●北朝鮮の将軍様・金正日が病気により(?)死亡したのが今年12月。
何れも世界にとっての脅威であり、厄介者であり、存在自体が世界にとって凶器のヒール役3人が2011年に一斉にこの世を去ったのは単なる偶然なのだろうか?
日本も世界も怒りと悲しみに満ちた2011年ですが、3人の消滅はあまりにタイミングが良すぎる。
デモは触発されて拡がるので、それが同時多発の根拠にはなりますが、この3名の消滅には何の関連もなく独立した出来事である。
偶然ではないとすれば、未来にとって極めてポジティブなシンクロニシティなのかも知れない。
(なんで横文字やねん!「肯定的な共時性」)
北朝鮮のアフター金正日体制が懸念されていますが、私は中長期的には北朝鮮が開かれて良い方向に向かうと予想します。
何故なら、2011年中にカダフィもラディンも消え去っているからです!?
平時なら、2011年は世界が平和に向かう歴史的な年だと言われてもおかしくなく、世界の有名ヒール役が3人も同時に消え去ったのです。
悪い方向に向かうと考える方が不自然です。
また自由化されれば、北朝鮮は経済面でも非常に興味深い地域になるでしょう。
ジム・ロジャーズも以前から北朝鮮に投資したいと言っていますが、あの鍛え上げられた集団力を発揮する国民性は世界のどこを探しても見当たらないでしょう。
異常な高度成長を実現した昭和の日本や近年の中国と通ずる、いや凌駕するものがあります。
(認めたくない人も多いかも知れませんが、日本の経済的成功は自由主義ではなく社会主義的メンタリティーによるものが大きいと思います。)
勿論、韓国・中国・アメリカ・日本との関係を含めて、自由化への道筋は間単に進むものではないでしょう。
日本も世界も良いニュースよりも悪いニュースに溢れた2011年で、未来に様々な不安を抱きがちになりますが、地上の有名ヒール役が一斉に3人も消え去ったという未来に期待を持たせる出来事も起こっています。
まだまだ長い道のりかも知れない、三歩進んでも二歩下がり始めたばかりかも知れない、もしかしたら何十年という歳月が必要なのかも知れない、それでも世界はらせん状に進歩に向かっていると感じさせ、その邪魔となりかねない3名が地球から「消え逝く」2011年の共時性だったのではないでしょうか?
記事
- 2011年12月20日 23:51