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国際テロ組織とメキシコマフィア

画像を見る少し前のBLOGOSの記事にあったが、中東のレバノンに拠点を置く反イスラエル武装組織(米国は国際テロ組織と認定)ヒズボッラーHezbollah.と南米の麻薬組織とが関係して、テロ組織の活動資金が生み出されているという。

2011年12月16日の英国紙他数紙を参考に流れを追ってみたが、その規模といい、活動範囲といい、大手大企業並みの活動をしていたようだ。

なるべく簡単に経路を追うと、テロ組織がレバノンに車の輸出入を行うダミー会社を設立する。ここから米国の30社とも言われる中古車を扱う会社に送金される。このビジネスは最近、米国で不正な資金洗浄として起訴されるまで9年続き、230億円$300 millionの資金が動いたとされている。
買い付けられた車両は、船で西アフリカ諸国やレバノンに荷揚げされ、最終的に売り上げ金額はレバノンのテロ組織ヒズボッラーに入ると言うわけで、表面上は商取引の決済代金なので、銀行などでも正式に運用してくれる。関係する船の輸送から買い付けまでのほとんどがヒズボッラーのメンバーで行われ、資金の使い道など厳格に管理されていたようだ。これだけだと中々犯罪は立証できづらい。

画像を見るこのメンバーの中に、米国在住で、現在逃亡のレバノン人Ayman Joumaa47歳がいた。本人不在のまま、現在麻薬の密輸で米国で起訴されている。
彼は9人のメンバーと、中古車の輸出入をすると同時に、レバノンからの資金で南米コロンビアマフィア(多くはコロンビアの反政府組織が管理)からコカインを仕入れ、8~14%の手数料でメキシコの麻薬組織セタスに渡していた。メキシコマフィアに渡ったコカインは米国に密輸される。2005年から2007年間のその量は,コカイン9万トン、資金洗浄された資金は195億円に上る。ここで得た利益もレバノンに送金されていたようだ。そしてコカインの一部はアフリカに密輸もされ、それには買い付けた車の運搬船が使われたのだろう。
ここに登場する国々だけで、米国、メキシコ、南米コロンビア、アフリカ、中東レバノンという、とんでもないスケールの犯罪だ。

過去ブログ:これがスパイの7つ道具 レバノン
ハマスの正体
50万回閲覧されたガザ映像とヒズボラが参戦か?戦争拡大化

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