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【新聞チェック】韓国への軍事行動を懸念する声も 金正日氏死去

金正日氏死去を大きく報じる12月19日の夕刊各紙(撮影:安藤健二)写真一覧
 北朝鮮の最高指導者、金正日総書記の死去を、12月19日の新聞各紙は夕刊で大きく報じている。北朝鮮の国営放送での発表が正午ごろということもあり、速報が間に合わなかった新聞もあった。午後3時にJR新宿駅構内の売店で売られていた紙面を確認した限りでは、朝日、日経、毎日、夕刊フジ、日刊ゲンダイの5紙には掲載されているが、読売・東京の2紙には掲載されていなかった。

 各紙とも、金総書記の死去で朝鮮半島情勢が不安定化することを懸念する内容。後継者に指名された3男の金正恩氏が指導力が未知数なこともあり、軍部のクーデターや韓国への軍事行動を予想する専門家の声も掲載されていた。(BLOGOS編集部・安藤)

内紛・軍事行動を懸念する記事も

12月19日午後、JR新宿駅前の売店で夕刊を求める人々(撮影:安藤健二)
 日経新聞では「正恩氏中心 集団指導か」の見出しで以下のように解説している。
北朝鮮の金正日総書記が死去したことで、核開発問題など朝鮮半島情勢が混迷するのは避けられない。金総書記は昨年9月、三男の正恩(ジョンウン)氏を事実上後継者として指名したが、権力継承作業は進んでいないもよう。当面は正恩氏を中心に人民軍や労働党幹部が手段で支える体制となる可能性が高い。ただ正恩氏は軍部掌握も途上とみられ、周辺国への難民流出や指導部内部での権力争いなどが起こる懸念も根強い。
 夕刊フジでは軍事評論家の神浦元彰氏のコメントを以下のように伝えている。
「父の正日氏が軍の力を背景に権力を継承したのに対し、正恩氏は党の力をバックに体制を固めていた。軍が存在感をアピールする行動に出る可能性がある」

「考えられる軍の行動は2つあり、クーデーターか、あるいは韓国への軍事的な挑発か、このうち、韓国に対する挑発行為は党が黙認する可能性があり、発生する可能性は高いだろう。最前線に配置された韓国軍への攻撃、あるいは韓国艦船への魚雷攻撃などが考えられる。20年に一度、発生するかどうかの危機が朝鮮半島に迫っている」
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