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中東における北朝鮮の影

本日の日本と外国のTVは北朝鮮の金正日の死亡を大きく報じていますが、ニュースを聞いていて、ふと中東に対する北朝鮮の影(基本的にはネガティブなものばかり)を思い出しました。

最近の話では、北朝鮮とイランが国連の制裁に反して、ミサイル技術の交流、技術協力をすすめていたし、また核開発の分野でも協力を進めていた(悪の枢軸)疑いを持たれています。
またシリアとの関係では、2007年だったかと思うが、イスラエルが爆撃した原子炉とおぼしき建築物の建設に北朝鮮が関わっていたとも言われます。

実際、個人的に経験したところでも、80年代にカイロに居て、当時カイロには北朝鮮の大使館はあっても勧告は総領事館しか認められてなかったので、外務省のさる人に「どう考えても両国の力の差からも韓国との関係も大使館にあげるべきではないか」と水を向けたら、苦笑しながら、大統領府の方を指しながら、「自分たちもそう思うが、何せ73年戦争でうちのボスは空軍司令官で、北朝鮮には恩義があるので許可しないよ」と答えたので、へえ、そう言う裏があったのかと思ったものです。

もう少し古い話では、60年代にシリアの政府系新聞には時々日本軍国主義批判の論説などが載るので、当時中東ではまだほとんど存在感もなかった日本が、どうしてこれだけ関心を持ってもらえると言う光栄に預かっているのか不思議に思っていましたが、ダマスの外国大使館の連中が、シリアのバース党には、とくに情報宣伝部に北朝鮮からの連絡員が来て滞在していて、彼がノルマとして時々そのような論説を書いているので、シリア人は全く関心もないよ、と教えてくれたものです。

同じ頃、カイロでも特に外国の外交官に対する盗聴が盛んで、日本の外交官も軒並み自宅でやられていましたが、ある日有名な情報機関をもっている西側大使館館員と話をしていて、どうせ日本語を盗聴してもエジプトに理解できる人材は殆ど居ないと思うが、と聞いたところ、片目をつむり、エジプトの情報機関では北朝鮮人が働いているんだよ・・北朝鮮にとっても貴重な情報になる由・・と教えてくれました。

まあ、断片的な記憶を並べましたが、今後の北朝鮮が少しはまともな国にんなってくれれば、中東にとっても良いことこそあれ、悪いことはないと思います。

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