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希望との統一会派交渉打ち切り...立憲との交渉スタート

 昨年末から、民進党執行部と希望の党との間で進められていた「統一会派」交渉は、1月17日に開催された民進党両院議員総会で了承を得られず、これを受けて、希望の党も「前提条件、信頼関係が崩れた」として「交渉打ち切り」を決めました。

 当然でしょう。安倍一強に対峙する野党の大きな塊をつくることは良いとして、先の総選挙の民意を得て、今、立憲があり、希望があり、無所属の会があるのです。その舌の根も乾かないうちに、永田町の内輪の論理で、その民意に反することをすべきではありません。

 私は、その両院議員総会で、以下の理由から「希望先行」の統一会派結成に明確に反対すると述べました。結果は、上述したように、反対論が大勢を占め、了承されませんでした。

(理由)
①議員にとって一番大事なことは国民との約束、そこで訴えたこと。先の選挙で「希望には行かない」と決断し、「あえて無所属」で戦って当選させていただいた以上、その希望と組むことは、有権者への裏切り行為、自殺行為である。

②希望には優秀な議員も多く、連携したい方々も大勢いるが、「希望」という党のブランドは地に落ちている。そうした終わった政党と組んでも国民の期待は生まれないし、逆に、いよいよ国民に見放される。

③安倍政権に対峙する政権交代可能な野党の大きな塊を再びつくるというのはその通りだが、希望先行でそれをやれば、今後の、立憲を含めたより大きな再々編に大きな障害を生むことを強く危惧する。

「野党再々編」。何度も言いますが、急いてはことを仕損じる、と言うか国民の理解は得られません。この22日からスタートする通常国会で数十本にのぼる法案の賛否等々で共同歩調がとれるか否か、その積み重ねを通じて、自ずからその先に再々編の姿は見えてくるはずです。無理するとまた分裂をきたすだけでしょう。

 なお、希望との会派協議打ち切りは「衆院選のしこりが根深かった」(大塚代表)からではありません。野党再々編をめぐる政局観、政治感覚、具体的には、手順、プロセス、タイミングの問題で相違があったからです。上述の③の理由が大きかった。

 無所属の会の中に「希望のけじめ」を求めていた議員がいたことも否定しませんが、その「けじめ」とは一体何でしょう?またまた永田町の内輪の「けじめ」では国民にはわけがわかりません。国民からみても「そうだ」と思える「けじめ」なぞあるのでしょうか。私はそんな「けじめ」が今回出てきても、希望先行の会派には最後まで反対していました。

 今後は「無所属の会」として、立憲民主党との「統一会派」に向けて交渉していくことになります。「会派」というのは「政党」とは違い、あくまで国会運営上のスクラムを組んでいくこととは言え、もちろん、それは国民から見て理解できるものでなければならない。組んだは良いが、この国会で、主要法案の賛否で齟齬が生まれたというのではお話になりません。当然、政治理念や基本政策の一致が前提となります。

 立憲・枝野代表も「無所属の会」との会派協議には前向きのようです。別に驚くことではありません。枝野氏の年末年始の発言を注意深く聞いていると、「希望を含めた三党での会派結成」が「終わった話」なのであり、我々「無所属の会」とは違和感はないと言っています。今月はじめのNHK「党首に聞く」でもそうでした。

 ただ、これも何度も言いますが、「拙速」に進めるつもりはありません。「急いてはことを仕損じる」「急がば回れ」の精神で取り組んでいくつもりです。皆さんのご理解をお願い申し上げます。

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