天候不良の影響で、葉物を中心に冬の野菜の価格高騰が続いています。新鮮な
野菜が豊富な軽井沢でも、スーパーなどで、レタスやキャベツなどが通常の2倍
以上の価格になっていて、しかもレタスなどの巻きが小さく分量も少なくなって
います。軽井沢に住んでから、特に野菜中心の食事になっているので、困って
います。昨日17日、農林水産省が発表した今月8~10日の野菜の小売価格
(全国平均、1キロあたり)は、白菜が平年の2.15倍、大根が2.14倍、キャベツ
が2.05倍、レタスは2.01倍でした。レタスとキャベツは、昨年末の前回調査より
上昇幅が縮みましたが、白菜と大根はさらに上がった、と報じられています。昨年
は、夏の長雨、秋の台風などで生育が思わしくない影響、ということです。気になる
今後ですが、卸売価格は今月上旬をピークに下がる傾向にあり、今後は小売価格
にも反映される見通しです。徐々に産地からの出荷が増え、2月以降は価格は
落ち着くと農水省ではみている、と伝えられています。こうした中で、流通大手の
イオンが、昨日17日から、スーパーなどで扱っている食品や日用品、100品目
を平均でおよそ10%値下げした、というニュースもあります。野菜の高騰などで
消費者の根強い節約志向に対応するとして、自社で開発したプライベートブランド
で、食パン、ジャム、ラーメン、カレーなどの食品、食器用や衣料品用の洗剤など
の日用品の値下げ、ということです。景気はよくなったといわれながら、手取り
収入は増えていない中で、必需品の野菜の高騰は痛いので、こうした試みは
うれしく受け止められるのではないかと思います。