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生命保険の不正確な情報・誤解②―引受基準緩和型医療保険は「誰でも入れる」。

前回の続きです。

今回は、引受基準緩和型医療保険の不正確な情報・誤解についてサクッと述べてまいります。

では、早速本題です。

【生命保険の不正確な情報・誤解②―引受基準緩和型医療保険は誰でも入れる】
最近入手した、生命保険商品のランキングをつけた雑誌が、引受基準緩和型医療保険について、次のように解説していました。
 最近、何かと話題になっているのが「緩和型の医療保険」。これまで、持病があって医療保険に加入できなかった人でも入れることが大きな特徴だ。

 これまでの医療保険では、既往症があると告知の段階では入れなかったことが多かったが、健康に不安がある人ほど、保険へのニーズは高いもの。高齢化社会になるにつれて、このマーケットが大きくなり、保険全体伸び悩む一方で、見逃せないボリュームゾーンとなってきた。

 そこで、健康状態の告知を3~5項目と簡略化して“誰でも”入れることをウリにした「緩和型医療保険」が登場。通販型の保険会社を中心にここ数年で商品数が増え始めている。

 …

 ただし、緩和型医療保険には注意が必要だ。加入してから1年間は、支払われる保険給付金が半額になるのが一般的。支払い条件も既往症に対しては厳しく、入る前にチェックが必要だ。誰でも入れることはメリットだが、いざというとき給付金が出ないのでは意味がない。
結論から申しますと、これは誤った解説です。そもそも、
引受基準緩和型医療保険は、告知項目を簡素化することで、従来の医療保険では引き受けるのが難しかった健康上のリスクがある程度高い人でも、加入できる可能性を高くした保険
です。決して「誰でも入れる保険」ではありません。告知項目に1つでも該当すれば加入できませんし、職業によって加入できないこともあります。

誰でも入れる保険、というのは健康状態の告知が全くない「無選択型保険」です。

両者を混同して解説されてしまっては、保険の基本的な知識がない一般消費者が誤解してしまいます。

また、
支払い条件も既往症に対しては厳しく、入る前にチェックが必要だ。誰でも入れることはメリットだが、いざというとき給付金が出ないのでは意味がない。
と解説していますが、これも無選択型保険と混同していますね。

では、実際はどうなのか?と申しますと、某生命保険会社の保険商品パンフレットにある「保障内容に関する注意事項」には次のようにあります。
 給付金のお支払は、いずれも責任開始時以後に生じた病気、または不慮の事故に限ります。

 ただし、責任開始時前に生じた病気による入院・手術または先進医療による療養でも、責任開始時以後に症状が悪化したこと等によって入院・手術または先進医療による療養が必要であると医師によって判断されたときは、給付金をお支払いします。
つまり、「入院・手術または先進医療による療養が必要である医師によって判断されたとき」という条件がつきますが、既往症の悪化等による入院や手術も給付金は支払われるのです。


以上です。

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