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12月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想以上の好指標…でも市場はガン無視

Philadelphia-Area Manufacturing Index Climbs More Than Estimated to 10.3

12月フィラデルフィア連銀景況指数: 10.3 (予想:5.0,前月:3.6)

12月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の3.6から大幅上昇して,予想の5.0の2倍の10.3にまで上昇しました。普通なら十分なポジティブ・サプライズだと思いますが,為替市場にとっては関心が薄いのかユーロ・イベントによるボラの中に隠れてしまう程度の反応です。先行指数については先月の41.9から44.1へと6か月後への期待感も安定しています。先行きについては(2012年2月以降のギリシャの総選挙などの外的要因は別として)米国経済自身の心配はしていません。(下図参照)

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内訳としては,

新規受注: 9.7 (前月:1.3) -> 受注はジャンプアップ
出荷指数: 6.7 (前月:7.3) -> 出荷も現状をキープ
在庫指数: -14.9 (前月:6.6) -> 予想外の在庫指数減少
雇用指数: 10.7 (前月:12.0) -> 雇用も目立った低下ではない

というように,受注がジャンプアップして好指標を地で行く内容でした。そして,今回用意された特別なアンケートでは様々なコストや賃金の将来予測に関する2つの質問がなされました。

Q1:2012年では以下のカテゴリのコストはどの程度変化すると思いますか。
エネルギー平均: 1.8%
その他の原材料平均: 3.3%
中間製品平均: 2.4%
賃金平均: 2.1%
医療給付平均: 7.3%
医療給付以外の労働コスト: 2.5%

Q2:2012年では以下のカテゴリのコストは2011年に比べてどうですか。
[高くなると答えた割合(低くなると答えた割合)]
エネルギー平均: 32.9%(21.1%)
その他の原材料平均: 46.1%(15.8%)
中間製品平均: 30.3%(0.0%)
賃金平均: 25.0%(7.9%)
医療給付平均: 55.3%(11.8%)
医療給付以外の労働コスト: 23.7%(1.3%)

と答えており,製造業における人々のインフレ期待はそれなりにあることがわかりますね。また,エネルギーに関しては今年より上昇するという予測と下落するという予測が比較的均衡していることがわかります。

総合すると,製造業の景況感としては先行きも含めて極めて安定しており,デフレにも陥らずに推移するという楽観的な見方が共有されています。

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