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こりゃ、えらいこっちゃになるかも・・・

中国の不動産バブル崩壊の影響について、勘違いと言うか大きなポカをした可能性がある。

私は今回の不動産バブルはプチ崩壊で留まると見ている。
と言うのは、今後更に中国の不動産価格が暴落し不良債権の山が築かれようと中国の銀行はその準備を怠っていないのとバブル崩壊で一番影響を受けるのは地方政府や国有企業であって、結局国の管理の下で何とか上手に不良債権を償却していくのではないかと思う事。そして、日本のバブル崩壊やリーマン後の米国のように、中国の国有金融機関が簡単に破綻する事はないと考えるのがその理由だ。

個人の住宅ローンが滞っても、不動産ディペロッパーへの融資が多少焦げ付いても中国の金融機関は国がバックに控えている限り目に見える形で破綻する事はないだろう。
(目に見えない破綻とは国有企業への焦げ付き融資が積み重なっていた上場前の国有銀行のこと)

ただ、相当なダメージを受ける事は避けられないので、Qさんも言うように銀行、不動産企業、保険会社などの株は避けて通るに越したことはない。
私もそんな事は随分前に意識していたのでここ数年それらの株に手を出す事はなかった。

しかし、非常に大きな間違いをしている事に遅らばせながら今頃気が付いた。
間抜けも甚だしいぞ、ハナ肇。

twitterのこの辺http://twilog.org/kateking7/date-111128でも呟いているけども、中国人の出世すごろくのアガリは不動産投資で成功する事。中国人は10億総不動産屋と言われるのも頷ける。実際、私の知り合いの中国人の中でも不動産投資をしていない奴を探す方が難しい。

まー、そんな小金持ちや大金持ちの個人がえらい目に遭うのもまー良しとしよう。
さて、ここからが本題だ。

そんな大金持ちの個人以上に不動産に入れ込んできたのは、国営民営問わず儲かっている企業である。中国の上場企業でも全く不動産に手を出していない企業なんて殆どないのではなかろうか?
多くの国有企業は必ずと言って良いほど傘下に不動産会社を持っている。
本業で儲かったお金を不動産に投資して更に儲けようとしたのである。

ある意味本業で儲かっている企業の方が危うい。
推測に過ぎないが、0886の中間無配なども不動産投資失敗の穴埋めなどの可能性がある。
本業で大幅増益している企業が意味の分からない理由で突然の無配に転じ株価が暴落。60%以上の株を持つ主席は暴落後自社株買いに走りそこそこ株価が戻った思った矢先に5000万株もの大量売却に出た。

何か余程資金繰りに困っているに違いない。
本業で困っているはずはないのだから、副業に違いない。
例え0886がそうじゃないとしても、今後不動産バブル崩壊により大打撃を受ける民間企業が続出すると予想する。どういう企業が危ないか、これは自分で調べるしかない。
Qさんの言う、金融と不動産会社だけを避けて通っても災難に当たる確率は非常に高い。
そして、金融や不動産企業以上に資金力の弱い民営企業の方がその影響は破壊的なものになる。

中国企業の不動産投資についてはいくら財務諸表を見ても分からないと思う。
例えば、現金及び現金同等物なんてものが銀行に大人しく閉じ込められている訳はない。
少しでも資金繰りに余裕があれば何か投資に使う。(これは私でもそうしている)決算時だけ数字を合わせておけば良いのだ。金の運用先は株では懲りているから殆どが不動産投資となる。

企業による不動産投資・・今までは特別収益みたいな事でプラスになっていた部分もあるが、今後はえらいこっちゃになる企業が続出する可能性がある。
確かに欧州危機などの影響もあるが本土株が年初来安値を更新しているのはその辺に理由があると感じた。我々よりも中国人自身が肌身で感じているからだ。

不動産バブル崩壊で飛ぶ企業の見分け方。

1 主席個人が50%以上の株を保有している。
2 過去の決算で毎回のように不動産売買による特別収益などを計上している。
3 本業は儲かっている。
4 北京よりも上海、上海よりも広州が危ない。
5 本業は増益なのに今年の半期決算で 配当が無くなった、又は減らしている。
6 何となく落ち着きのない経営者

まあ、我々ができる事と言えば危険性のある企業の株を保有しない事、また本格的不動産バブル崩壊だけは阻止してもらうよう中国政府にお願いするしかない。

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