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NY市場サマリー(29日)

[29日 ロイター] - <為替> ドルが対主要6通貨バスケットで約3カ月ぶり安値をつけ、年間の下げでは2003年以来の大きさとなった。先週の米税制改革法案成立後、国内景気加速の持続性を疑問視する声が聞かれた。

欧州中央銀行(ECB)が来年末までに利上げを検討するとの観測が広がり、ユーロを押し上げた。ユーロ/ドル<EUR=>は年間で14年ぶりの大幅高となる勢いだ。

ユーロ急伸が今年、ドルの重しとなった。ドル指数はこの日一時、92.080と、9月22日以来の安値をつけた。年間では9.8%下落した。

ドルは円<JPY=>や英ポンド<GBP=D4>、カナダドル<CAD=D4>、スウェーデンクローナ<SEK=>、スイスフラン<CHF=>に対して下落した。

ビットコイン<BTC=BTSP>は、ビットスタンプ取引所の直近の取引で1.18%高の1万4564.76ドル。12日前につけた過去最高値の2万ドル近辺を下回ったが、年間ではなお約1400%上昇する勢いだ。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 年末特有の買いが入ったことで国債価格が上昇した。株価下落も国債価格の押し上げ要因となったが、年始の休暇を控え商いは薄かった。

今週は経済指標の発表は少なかったが、年明け後の来週は雇用統計など主要指標の発表が相次ぐ。ナットウエスト・マーケッツのアナリストは「来週は主要な経済指標の発表が目白押しとなり、非常にめまぐるしい1週間となる」と指摘。「トランプ大統領が年明け早々インフラ投資に意欲を示せば政治ニュースも動意となる」としている。

今年は金利動向に敏感とされる短・中期債がアンダーパフォーム。年間で5年債<US5YT=RR>利回りは15%上昇し、2013年以来の大幅な上昇を記録したほか、2年債<US2YT=RR>利回りは58%上昇し、2014年以来の大幅な上昇となった。

こうしたなか2年債と10年債の利回り格差<US2US10=TWEB>は27日の取引で50ベーシスポイント(bp)と、2007年10月以来の水準に縮小している。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 下落して今年最後の取引を締めくくった。通年では、好調な経済成長や底堅い企業決算、低金利環境、トランプ政権への政策期待などを背景に主要株価指数が最高値の更新を繰り返し、2013年以来4年ぶりの大幅な値上がりを記録した。業種別ではハイテク<.SPLRCT>が年間で37%と最も伸びた。87.6%急騰した半導体のマイクロン・テクノロジー<MU.O>が後押しとなった。一方、通信<.SPLRCL>は5.7%、エネルギー<.SPNY>は3.7%、それぞれ値下がり。下落業種はこの2業種にとどまった。

個別銘柄ではアップル<AAPL.O>が1.1%安。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の旧機種の動作を遅くしたことについて謝罪するとともに、電池交換費用を引き下げ、電池の状況が分かるようソフトを修正すると発表した。金融のゴールドマン・サックス<GS.N>は0.7%安。米税制改革法の影響により、第4・四半期の利益が約50億ドル減少するとの見通しを示した。オンライン小売のアマゾン・ドットコム<AMZN.O>は1.4%安。トランプ大統領はアマゾンを引き合いに出し、米国郵便公社に配送料を引き上げるよう呼び掛けた。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 対ユーロでのドル安進行に伴う割安感などを背景に買いが入り、7営業日続伸した。中心限月2月物の清算値は、前日比12.10ドル(0.93%)高の1オンス=1309.30ドルと、中心限月ベースで9月25日(1311.50ドル)以来約3カ月ぶりの高値となった。また、年間では約14%高となった。外国為替市場では、対ユーロでのドル安地合いがこの日も継続。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことから、金が買われた。ただ、年末年始を控えて休暇を取っている市場参加者も多かったため、商いは薄かった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 薄商いとなる中、対ユーロでのドル安などを背景に買われ、続伸した。米国産標準油種WTIの2月物の清算値は前日比0.58ドル(0.97%)高の1バレル=60.42ドルと、中心限月ベースで2015年6月23日以来約2年半ぶりの高値を付けた。3月物は0.57ドル高の60.44ドル。年間では中心限月ベースで約12%高となった。年末年始で商いが細る中、対ユーロでのドル安進行を背景にドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じ、原油に買いが入った。また、この日は取引時間中の大半を心理的な節目である60ドルを上回って推移していたことから、買いに弾みがついた面もあった。さらに、米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した週間在庫統計で、最新週の原油在庫が460万バレル減と6週間連続で取り崩しとなったことや、最新週の米産油量が予想外に減少したことも支援材料。このほか、米国各地の気温が当面の間、例年よりも低めになるとの予報が相場を支えたとの見方もあった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

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