記事

覚醒剤求む13歳少年が母惨殺し動画投稿、現地メディアはスルー


【未成年者の凶悪事件報道を規制中】

 中国四川省の農村部、大竹県文星村で、中学校1年生の13歳の少年、袁某君が母親に小遣いを無心したが、断られたことでケンカとなり、母親を殴打。気を失ったところで、包丁を使い首を切り落として殺害する事件が起きていたことが分かった。米政府系放送局「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。

 少年は母親を殺害する一部始終を録画して、中国版ツィッター「微博(ウェイボ)」に投稿しており、それを見た少年の友人の母親が警察に通報した。少年は切り落とした母親の首を簡易トイレである「おまる(中国語の『馬桶』)」に入れていたほか、遺体の他の部分は自宅の中に隠していたという。

 少年の家庭は両親と祖父母との5人暮らしだった。少年は一人っ子で、他の家庭同様、幼少時から甘やかされて、わがまま放題に育てられてきた。小学生時代から盗みを繰り返しており、中学校に入ると、覚せい剤に手を出し、周囲の人に金銭を借りて返さないなどのトラブルが絶えなかったという。今回の母親とのケンカの原因も、覚せい剤を買うために400元(約7000円)を要求したことからだった。

 通報を受けて、警察は少年を学校で逮捕したが、中国メディアは事件を報道していない。RFAが地元の県政府や警察に電話取材をしたところ、対応した当局者は事件を認めたものの、詳しい事件内容については明らかにしなかったという。

 これは、中国政府が国内メディアに、未成年者による凶悪事件の報道を規制しているためとみられる。

 中国では未成年者による家族殺害の事件が増加しており、今年8月中旬、安徽省郎渓県の村で14歳の少年が母親を殺害する事件が発生している。少年の日記には「母が憎い」「携帯をいじらせない、束縛が多い」などと書かれていたという。

 中国政府が推進してきた「一人っ子政策」については批判が強く、一人っ子世代は自己中心的で極端な利己主義であり、「小皇帝」と揶揄されている。自分の思い通りにならないと、他の人を害してまで、自分の欲望を満たそうとする例も多く、ある中国問題の専門家は「彼らが社会に出れば出るほど、中国社会の人間関係に大きな弊害をもたらす」と指摘している。

あわせて読みたい

「中国」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    何をやっても批判される「老夫婦とロバ状態」の日本

    内藤忍

    08月02日 11:52

  2. 2

    コロナはインフルエンザ程度?インフルエンザで死ぬかと思った24歳の時の話

    かさこ

    08月01日 09:14

  3. 3

    新型コロナ感染者数が過去最多も 病院のひっ迫状況を強調するだけの尾身茂会長に苦言

    深谷隆司

    08月01日 17:19

  4. 4

    「幻の開会式プラン」を報じた週刊文春が五輪組織委の"圧力"に負けずに済んだワケ

    PRESIDENT Online

    08月02日 10:36

  5. 5

    コロナ軽視派「6月で感染者数減少」予想大ハズレも、重症者数が大事、死亡者数が大事とすり替え

    かさこ

    08月02日 10:29

  6. 6

    五輪もパラリンピックも中止にするべきではない。強いメッセージは経済対策・法改正で出すのが筋

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    08月02日 08:25

  7. 7

    「日本人の給料はなぜ30年間上がっていないのか」すべての責任は日本銀行にある

    PRESIDENT Online

    08月01日 16:13

  8. 8

    日産の小さな高級車「ノート オーラ」に中高年の支持が集まる理由

    NEWSポストセブン

    08月02日 10:43

  9. 9

    行政から「入院できません」札幌市の医療崩壊受け医療従事者ら新宿でデモ

    田中龍作

    08月02日 09:00

  10. 10

    ベラルーシ女子陸上選手、帰国拒否 羽田空港へ連れられ

    BBCニュース

    08月02日 08:36

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。