- 2017年12月20日 10:52
突然雇い止めされた派遣社員がその前にやっとくべきだったこと
1/2本日はメルマガとnoteの日。
1 Web広告の未来についての私見
2 わたしが仕事する上で大切にしていること
3 今後生き残る飲食店と、淘汰されていく店の違い
4 食材卸しの会社が食材の通販サイトをしたい
5 渡航が多い方におすすめのクレジットカードは
6 常時SSL化していないサイトは危険?
です。本日のオススメは2ですかね。身も蓋もない回答が大好きな人にお勧めです。
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3カ月更新の契約で17年、突然の「雇い止め」 58歳派遣社員の思いは
という記事が流れて来て、自分の瞬間的な印象は
気持ちはわかるけど、事務なんて職種はどんどんなくなってる。このままずっとやっていけると思い込んでいたのが致命的だと思う。3カ月更新の契約で17年、突然の「雇い止め」 58歳派遣社員の思いは https://t.co/wCoSabxskE
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2017年12月19日
のままでした。
SNSでも概ね、厳しい意見が多く、自分も以下のように思う。最初にキツいこと書いてあとで持ち上げる予定。この人だけじゃなくて世の中には同様の人がたくさんいるはずだから。
◎そもそも「事務」という職種自体が絶滅危惧種。永遠に続くと考えていたのが甘い
◎手取り22万円という給料は能力を評価したもの。そういう評価しか与えられていないことに気づくべき
◎「あなたたち(派遣会社)も、私たちを派遣して得た金の一部をもらって給料を得ているはず。何か言うことはないのですか」といういい方には、派遣会社も営業コストをかけて派遣先を開発から維持管理してきた。自分だけが働いて派遣会社は遊んでいて上前跳ねてるとかいう被害者感覚はおかしい。派遣会社の手数料はそのコストであり、ギブアンドテイクのはず。
◎そもそも17年雇ってくれた会社を切られた瞬間に悪口言い出すのは・・・
◎資格を10個以上取っても給料が変わらないことに気づくのが遅すぎ。
◎被害者意識が強いが、もともと自分も納得して契約を交わしていたはず
とまあ、この人個人ではなく、こうした記事を読んで「日本はおかしい」「企業はおかしい」とかいう人全体に向けて、普通の人が思ってることですが、「雇い止めヤメロ」といくらいっても派遣会社だって仕事がなくなったわけで、仕事もないのに雇用しておけるわけがない。ではいったいどうすればよかったのか。そしてどうするべきなのか。
まずはコレを読むところから始まる
テレビで大人気の「陸王」ですが、原作のほうはもっと面白い。テレビと違うのは根本に流れるテーマが異なること。テレビはジジイでも馬鹿でも面白いように「みんなで頑張ればなんとかなる」的な内容ですが、小説のメインテーマは「どうせ先細りになるのが分かっているならリスクを取って挑戦しろ」です。挑戦するか、それとも死を待つか・・・・中小企業経営者向けですね。ただこのテーマは一生サラリーマンとか公務員には刺さらないので脚本を書き換えてるわけですな。
この「リスクをとる」という事が人生にはとても大事なわけ。転職もリスクだし起業もリスク。しかしこの方は
17年間まったくリスクを取ってない
わけです。大学に通う時間もないから資格を取りまくった。しかしその資格はどのようにすればお金になるか考えていない。17年もあるなら税理士とか(大学で経済学やってないとキツから通信制で勉強するとか)宅建とか、もうちょっとマシな資格もあるだろうに・・・・簡単に素人が勉強すればいくらでも取れる資格なんて何の価値も無いことに気づいてなかったわけです。自分を磨いたつもりがまったく磨かれてなかった。通信教育の資格取得にかける金があるなら弁当屋でも開いていれば良かった。
それよりなにより、22万円の給料がずっと続くと考えていて
ローリスクロー・リターンの選択
をしたわけですね。しかし結果、17年経ったら契約打ち切りになって、ローリスクどころかハイリスク・ハイリターンだった。搾取された! みたいな感覚なわけ。しかし、「同じ派遣先で働いていた別の派遣社員5人も、雇い止めになりました」という点から考えても、派遣先の企業は基幹システム投資をして単純事務の人員を減らすのではないかとと推測するわけです。ぶっちゃけ、システム投資をしてる派遣先の企業の方が投資リスク取っています。