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  • K.K.

【奈良市】議員さんの「口利き」か「意見」か

平成22年4月の奈良市の人事異動をめぐり、市議会議員の介入があったとされる一件で、関係した議員さんの情報と内容が公開されました。

↓ ちょっと、毎日新聞をベースに、まとめてみます。
http://mainichi.jp/area/nara/news/20111204ddlk29010350000c.html
ちなみに、実名公開されていますが、個人の責任や資質を論じるのはウチのサイトの本旨ではないので、省略します。

【内容:】
・職員の昇格を求めるもの:7件
・他部署に異動させたり、させないよう求めるもの:34件

【議員さんの意見:】
・出先での勤務が長く、本庁勤務も経験させる必要があると要望した。口利きと言われても仕方がない
・相談で聞いた話を個人として伝えた。私の考えは伝えていない
・必ずしろとは言っていない
・母の体調が悪いと聞き、やむを得ないと思い伝えた
・人助けのつもりで情報提供した。厳粛に受け止めるが、口利きとされるのは釈然としないし残念
・相談を受け、人事の問題点を指摘した
・知り得た情報を伝えた
・要望を受けたことがない。載っているのは心外

以上、いろいろありますが、間違いなく言えることは、
「不注意であることは間違いない」
・・・というところ。

議員さん的には「意見」であっても、関係者や第三者から見た時、「介入」「口利き」と、見られても、仕方ないことは、想像に難くありません。

大体、自身の置かれた立場と影響力を念頭に置いていれば、このようなことにはなりません。
というか、1人で10回以上、この手のお話を行政サイドに申し入れている人も複数人いるわけで、こうなると、もはや問題外。素直に襟を正してほしいと思います。

基本、私は、議員さんが、人事に介入することを、一概には否定しません。
人事に介入するということは、議員さんがそれだけ積極的に行政を見ているということであり、むしろ、好ましい側面もあります。

しかし、それは、総論的な問題としてであり、個々具体のお話ではありません。
簡単なところで、以下。

・出先での勤務が長く、本庁勤務も経験させる必要がある
・相談を受け、人事の問題点を指摘した
 → 一般論として、堂々と公の場(議会の一般質問等)で、質せばよいお話。

・母の体調が悪いと聞き、やむを得ないと思い伝えた
・相談で聞いた話を個人として伝えた。私の考えは伝えていない
 → 該当職員に自ら管理職や人事に申し出るべく指導すべき。
場合によっては、「私に相談するのは間違いだから人事に申し出なさい」と、指導を行った旨、人事に伝えても良いかもしれない。

・必ずしろとは言っていない
 → 問 題 外 で す

以上、今回の一件について、事件性について判断することは、若干、微妙な部分があるわけですが、事件性を論じるよりは、今後の議会・行政関係への戒めとしたほうが、前向きに処理できるのではないかと思います。
基本、今回の情報公開で、関係の議員さんは社会的制裁を受けているので。

で、最後に、役所目線から、痛いお話を。

人事に関する具体的な要望や不満は、絶対に、議員さんの前で、口にしてはいけません。
特に、管理職レベルでは禁句です。

議員さんも行政職員も人間です。
生々しいくらいに人間です。

そんな一言の中に、本心や無心が含まれていないとは、誰が言い切れるでしょうか。
また、そんな言動に介入することで、相手に何らかの影響力を行使できるなどと考えないとは限りません。
もちろん、行政職員が意図して政治を利用したり、意図して政治介入を招くなどというのは論外です。

そのあたり、役所サイドとしても、戒めとしたい一件だと思います。

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