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「自分がいないとこの仕事は回らない/会社は困っちゃう」は幻想である

会社の社長でもないのにたかが一社員なのに勘違いしてしまうのがこれ。

「今、自分が抜けるわけにはいかない。
今、自分が抜けたら会社も仕事も大変なことになってしまう。
だから体調が悪かろうが、プライベートで重大な問題があろうが、ほんとは転職したいと思っていようが、激務でもうぶっ倒れそうだろうが、とにかく自分が仕事にいかねばならない」。

これ、ほんと申し訳ないけど自意識過剰のバカだから!
会社員じゃなくてアルバイトとかでもこんな風に思う人いるけど、マジで誤解だから。

残念ながらあなたがいなくても、会社も回るし仕事も回る。
だからあなたが無理して仕事をする必要なんてない。
っていうかそう思い込んでいるのは自分が会社に捨てられたくないからでしょ?
でも申し訳ないけどあんたの替えはいくらでもいる。

そんな私もかつては自意識過剰なバカだった。
たとえば27歳の時。
30名ほどの制作会社で利益率の大きな大企業の会報誌の仕事を任されていた。

この仕事は会社にとって稼ぎ頭でごつい仕事。
でもこの仕事をしているのは私ともう1人、新人の女の子の2人だけ。

そんな時、私は腰痛になりやがて歩けなくなり自宅で寝たきりになった。
でもね、その時、私は療養すればいいのに「会社に迷惑かけられない」「この仕事は今の会社では自分しかやれない」と思い込み、自宅で寝たきりになりながらもはいつくばってパソコンや電話を駆使しなんとか自宅で仕事をしていた。

今から思うとバカすぎて笑える。
自分の体を犠牲にして会社に尽くす必要もないし、私がいなくても仕事は回ったはずだ。

実際にそんな風に自宅で寝たきりで仕事をしていたが、もうほんとにやばくなり手術となったらもうさすがに病院で仕事をすることができない。

あーもうこの仕事なくなっちゃうかも。
会社に迷惑かけるかも。
この仕事は自分しかできないと思い込んでいたけど私が手術し、入院した後、新しく別の社員が仕事を引き継いだが多少の混乱はあったものの時間がたてばスムーズに仕事は流れていった。

その時、自分のバカさ加減に気づいた。
はじめからそうすればよかったのだ。
寝たきりになった時に何も私が無理に仕事しなくても、誰か別の社員に任せればそれですんだのだと。

考えれみればこの仕事。
私も前任者から引き継いだ仕事だったのが、前任者がお客さんから絶大な信頼を得ていて前任者が会社をやめるとなった時もうこの仕事はなくなってしまうのではないか。
私になんか無理なんじゃないかと思っていたけど、そんな絶大な信頼を得た前任者がいなくなっても仕事がなくなることはなく私もはじめは手間取ったけど時間がたてばそつなくこなしていた。

そうだ。そうなのだ。
替えはいくらでもいるのだ。
ただ自分が捨てられたくない。
自分の存在感を発揮したいがために「自分がいなきゃこの仕事は回らない」とか思い込んで無理して働いているだけ。

だからみなさんに伝えたい。
もし仕事がしんどいなら無理して働かなくていい。
休んだ方がいい。
ブラックならやめてもいい。
あなたがいなくても残念ながら仕事は回るから。

自分がいなくなったら大変だから今は会社はやめられないなんて嘘。
やめたいならやめればいい。
やめたらやめたで会社はあなたの替えを用意するから大丈夫。

自分がいなきゃこの仕事は回らないなんて幻想だから。
あなたが会社の社長ならともかく。
いや会社の社長だって替えはいるかもしれない。

というかね。皮肉なことだけど、あなたじゃなくて別の誰かに代わった方が仕事はうまくいく場合も実は結構あったりするんだよ。

だからね。
しんどいなら無理して仕事なんてしなくていい。
会社やめたいならやめた方がいい。
変な使命感で仕事をするな。
自分の気持ちや体を大切にして会社や仕事ですべてを犠牲にしないよう注意したい。

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