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すれ違い答弁に終始。口では殊勝な言葉を連発しながら...・・・特別国会閉幕

総選挙後初の特別国会も先週で終わりました。

 与党圧勝のおごりか、安倍自民党は当初、この国会、実質審議なしの一週間程度の会期を提案してきました。が、我々野党が「とんでもない!」と猛抗議した結果、渋々今日までの約一か月間の国会に応じたのです。

 そもそも6月に早々に通常国会を閉めてから、野党は幾度となく憲法に基づいて臨時国会の要求をしてきましたが、頑として応じなかった安倍政権。それが、やっと秋になって開会かと思った途端に冒頭の衆院解散です。こうした経緯ですから、実質審議に応じるのは当然なのですが。ただ、一か月強の会期と言っても途中、安倍首相の外遊で二週間の「中抜き(休み)」。衆参の予算委審議もたった4日間でした。

 おまけに、これもおごり高ぶる安倍首相の正体ですが、突然、与野党の質問時間の配分を、これまでの慣例(与党2:野党8)を破って半分半分にしろと主張。これも必死に押し戻して、結局、衆院予算委の配分は3.5:6.5となりましたが、案の定、これだけ与党の時間を確保してもその質問は、安倍首相の「よいしょ」や「擁護」「メディア批判」のオンパレード。国会は政府をしっかりチェックして正すのが役割ですから、これでは意味がありません。

 そういう中で、大多数の国民が真相解明を望んでいる「森友・加計問題」も議論が深まりませんでした。何と言っても昭恵夫人や加計孝太郎氏の証人喚問を与党が拒否したことが大きい。安倍首相も、口では「丁寧に」「謙虚に」等々と殊勝な言葉を連発しながら、実際は木で鼻を括ったような従来通りの答弁に終始。とにかく噛み合わない「すれ違い答弁」をしていれば時間切れで終わりという魂胆が見え見えで、これも選挙圧勝で「何をやっても何が起こっても国民は支持してくれる」と高を括っている証拠でしょう。

 北朝鮮危機の問題もこんなに深刻化しているのに、野党や国民には「由らしむべし、知らしむべからず」。こういう危機の時は「与野党の別なく国をあげた対応」が必要なのに、この内閣は、他の案件も含め一回も「与野党党首会談」を開いたことがない。

 確かに、外交・安全保障は、一義的には内閣、政府の専管事項ですが、「すわ危機!」となった時に、緊急立法や国会承認等の迅速な国会対応をするためには、少なくとも野党でも要路にある一握りの人間には厳重な「緘口令」をひいた上で、来るべき時に備えた情報提供することはあってしかるべきでしょう。

 そういえば、第一次北朝鮮危機(93年3月~94年6月)の時には、当時の官邸から、野党自民党の幹部には機密情報がもたらされていたと故橋本龍太郎元総理から聞いたことがあります。安倍首相にもそのぐらいの度量がほしいですね。

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