記事

2026年インド人口世界一:牛糞が家庭燃料の国

 「現在11億人のインド人口が16年後には3億7100万人増えて、中国の人口13億5000万人を超える」と伝える「India to overtake China as world's biggest country by 2026, says report」を見て、「大丈夫か」という思いにとらわれました。公的な人口計画がまったく働いていないインドは、電気を使える家庭が5割、家庭の半数で牛糞が燃料に使われている国でもあります。戦後の日本で言えば、薪の時代がまだ続いている状態です。

 「インドの環境問題・・・原子力と牛糞」(さまよえる団塊世代・・・インド在年9年・・・ 夢翔る世界紀行)が2001年国勢調査から「世帯数は1億9,200万、電気使用世帯は44%、燃料として牛糞と薪を使用している世帯は53%、人口増加率は1.7%。6年後の現在は、大雑把に見て、約2億世帯、電気未使用世帯と牛糞・薪使用世帯はそれぞれ50%前後だろう」と書いています。そんなに牛がいるのでしょうか。「農業就労者は約2億5千万人・1億3千万世帯、数頭の牛を飼っている農家が多い。牛は約2億8千万頭いる。インドのミルク生産量は世界1で約9,200万トン、其の内70%は貧農が生産するミルクである。ミルクと共に牛糞は家庭用燃料であると同時に重要な現金収入源」

 牛糞の原料は身近で生えている草ですから、家庭燃料として燃やしてもCO2排出量は増えません。「図録▽世界各国のCO2排出量」で大人口のインドが中国の4分の1しかCO2を出していないことを確認してください。1人当たり排出量が先進国の1割くらい、世界最低レベルである点が大きく効いています。

 冒頭の記事は、人口増加は5億人の貧困層をさらに増やすと同時に「毎年16万人の優れたエンジニアと100万人以上の工業技能者を生み出す」とも書いています。強気の方なら人口増大は成長要因との見方もあるようですが、増え方が膨大すぎて、自然と共生している生活のバランスを大きく崩す恐れがあります。日本の家庭が薪からプロパンガスに移行したのに習って「インドの農民が生活水準の向上と共に電気を使いプロパンを使い、牛糞を活用しなくなったら、大変な事になる。あっという間に日量200〜300万バーレルに相当する石化燃料の消費増となる」と「インドの環境問題・・・原子力と牛糞」は危惧します。人口が制御できないインドは貧富の差、経済成長のまだら模様がひどく、無政府状態のまま、世界最大人口国に突き進むのでしょうか。

トピックス

ランキング

  1. 1

    立民党はなぜ全く期待できないか

    宇佐美典也

  2. 2

    投資家がマイホームのリスク指摘

    内藤忍

  3. 3

    社民党を食いつぶした福島瑞穂氏

    文春オンライン

  4. 4

    桜疑惑 安倍氏かばう議員に疑問

    猪野 亨

  5. 5

    トヨタが学校推薦を廃止した衝撃

    城繁幸

  6. 6

    敗北認めぬトランプ氏 破産危機

    女性自身

  7. 7

    非効率すぎる日本の医療救急行政

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  8. 8

    人気のセ・実力のパに「違和感」

    中川 淳一郎

  9. 9

    もともと余裕ない医療 医師嘆き

    中村ゆきつぐ

  10. 10

    自民重鎮 王毅外相何しに日本へ

    深谷隆司

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。