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中国人民銀、リバースレポとMLFの金利引き上げ

[上海 14日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は14日、定例オペ(公開市場操作)を行う際のリバースレポと中期貸出ファシリティー(MLF)の金利を引き上げた。

7日物と28日物のリバースレポ金利を各5ベーシスポイント(bp)引き上げ、7日物を2.50%、28日物を2.80%とした。

1年物MLF金利も5bp引き上げ3.25%とした。

小幅な利上げで国内経済成長への影響を避けつつ、資本フローの不安定化を避けるため、米連邦準備理事会(FRB)の利上げに追随した格好。

エコノミストらは予想外の動きと受け止めているものの、5bpは小幅であり、象徴的な意味合いが強いと指摘している。

人民銀によるオペ金利の引き上げは3月以来。ただ、中国政府がレバレッジと債務の解消に向けたさまざまな政策を打ち出す中、市場金利は上昇している。

中国交通銀行のアナリスト、チェン・ジー氏は今回の引き上げについて、予想外だったが影響を及ぼすには小粒過ぎると指摘。FRBの利上げへの対応にすぎないと話した。

中国の政策金利の指標である1年物の基準貸出・預金金利は2015年10月から変更されていない。ただ人民銀は市場金利への依存を高めている。

華宝信託(上海)のエコノミスト、ニー・ウェン氏は「短期金利と長期金利の格差を縮小し、金融機関が短期融資を利用して長期債務に投資するのを抑制することも目的」で、利上げ幅を広げ過ぎると、実体経済に影響が及び過ぎると述べた。

人民銀は14日発表した声明で、オペ金利の引き上げは市場の需給を反映した調整であり、FRBの利上げに対する「通常の対応」だと指摘。調整によって「妥当な」金利見通しが形成されると説明した。

アナリストは今回の金利引き上げについて、当局によるレバレッジ抑制に向けたコミットメントを示すものだが、経済活動の妨げにはならないとみている。

中国民生銀行(北京)のエコノミストは「象徴的な意味合いが強く、FRBの利上げを受けた市場の期待を安定させるだろう」と指摘した。

また、米中の10年債利回りスプレッドは160bpにワイド化しており、5bpの金利引き上げが人民元に圧力をかけることはないとの見方を示した。

「当局はオペ金利と市場金利の差を縮めたい。そうでなければ、金融機関に誤った印象を与え、裁定取引やレバレッジ拡大につながりかねない」と語った。

関係筋によると、人民銀行はこの日、常設貸出ファシリティー(SLF)の金利も5bp引き上げた。

SLFの翌日物金利は3.30%から3.35%になった。SLFの7日物と1カ月物金利も5bpずつ引き上げられ、それぞれ3.50%、3.85%となった。

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