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「トイレ個室難民」と「働き方改革」の関係を論じてみたりする。

最近、SNSで「男性トイレの個室の混雑」が話題になっていた。

女性の場合と違って、「男性トイレの個室」というのは何をするかが決まっている。まあ、細かくは書かないけどそういうことだ。

つまり、家の外で「大きなことをしたい」わけで、こう書くと「それはいいんじゃないか」と思いそうになるが、そういうわけでもない。「大きなこと」と言っても、そこに大志があるわけではない。

迫りくる現実があるだけなのだ。

会社を辞めて1人で働くようになって13年以上が経つが、最初に気づいたのはこのことだった。

つまり、「家を一歩出たフリーランスに安住できるトイレの個室はない」ということである。会社のトイレというのは、基本的には社員のみが使用できるクローズな空間だ。何の疑いもなく使用していると気づかないが、これはまさに「会社員の特権」じゃないか。

それくらいしないのか?と思われそうだが、結構重要なのだ。

「ノマド」などと気取っていても、本物の遊牧民じゃないから、結局はトイレで右往左往する。

そういうわけで、朝から出る日は早めに起きて、なんというか「憂いを残さない状態」で外出するようにしている。

そして、ここ数年たしかに男性トイレの個室は大変な気がしている。いつからはわからないが、驚くことも多い。

先日朝早く出ることがあって、8時前に新宿駅のトイレに入ろうとしたら外まで会社員の列ができていた。じゃあいいか、と思ってよく見たらすべて個室への列だったのだ。

昼なかでも、都内の大型店舗などのこぎれいなトイレでは、個室待ちが並んでいて若い人が多い。

あと、「サントリーホールのトイレ」なども個室に行列している。音楽との関係は不明だけど、これも最近になって増えた。

ちなみに僕が会社にいた頃だと、昼休みが混んでいた気がする。全体にピークは午後以降だったのではないか。広告代理店は、全体に夜型だったので朝は空いてたと思う。

で、ここから話が飛躍するけど、トイレの個室難民が増加しているというのは、「働き方」とも関係しているのではないか。

外で大きなことをしたい人が増える、というのは「夕食から睡眠までの時間が短い」「睡眠時間が短い」「出かけるまでの時間が慌ただしい」など、何かと生活全体に余裕がないことの反映だったりするよなぁ。

「空き室状況を知らせるアプリ」みたいなのもあるようだが、根っこの解決にはならないわけだし。

というわけで、「真の働き方改革は、トイレ難民を減らす」ということだったりするんじゃないか。

仮説というにも相当乱暴などは承知であるけれど、「個室が混みあう」世の中というのは、何かズレているとも思うのだった。

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