記事

航空機からの落下物について国交委員会で質疑! 都心部を低空飛行する羽田新ルートは断念すべきだ!

1/2

 衆院選後、初めて招集された特別国会も9日に会期を終えました。今国会は選挙後初めての国会ということで議長、副議長の選出はじめ今期の議会構成を決める国会でした。

 そのため、実質的な審議はあまり活発に行われることなく、各委員会も1回もしくは2回しか開催されませんでした。そのような中で、私は厚生労働委員会、国土交通委員会で質問に立ちました。

 国土交通委員会では航空機の落下物と羽田新ルートについて質疑を行いました。

 報道もされているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、9月に航空機の部品の落下が相次ぎました。

 ひとつは7日に成田空港に着陸した全日空機が横幅147cm、重さ約3kgのパネルが外れているのを点検で判明しました。そのため、この航空機は、パネルを付ける装置自体を付け替えて、次の目的地に飛び立ちました。8日に再び成田に戻ってきたら、再度、同じ部分のパネルがまた無くなっていることが分かりました。結局、7日に落としたパネルは27日になってやっと茨城県の稲敷市内の工場用地で発見されたのです。しかしながら、8日のパネルは現時点では見つかっておりません。

 23日には関空を離陸したKLMオランダ航空機が落とした約1mあるパネルが信号待ちしている乗用車に衝突するという事故が発生しました。落下した地点は大阪市の中心部近くで1時間に3500台以上の交通量があるところでした。

 停車中の乗用車に衝突したので、怪我人も出ずに済みましたが、これが、高速道路を走行中の車のフロントガラスにでも落ちていたら、とんでもない大きな事故になっていたかもしれません。不幸中の幸いとはまさにこのことではないでしょうか?

 流石の国交省も事態を重く受け止め、11月6日に「落下物防止等に係る総合対策推進会議」を開催し、来年3月までに落下物の未然防止へ対策基準を策定することが決まりました。また、落下物により損害が発生した際の補償制度を充実したり、現在は日本の航空会社にしか求められていない部品脱落の際の報告を外国の航空会社にも求めて行くとのことです。

 このように迅速に対応し、対策の強化を図ることとした国交省の姿勢は評価しています。これはこれで必要なことです。しかし、問題はこれで本当に落下物がゼロになるのかということです。私は絶対にゼロにはならないと考えています。いや、そもそも落下物があるかもしれないという前提でルート等は決められていたのだと思います。

羽田空港はこれまで着陸の際、基本、海側から空港に入るようにしていました。人口密度が多く、住宅も密集している都心部を避けてルートを設けていたのです。

 ところが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に政府は羽田の増便を目指しており、現在、深夜帯を除く航空機の離発着回数が年間6万回のところを3.9万回増やして9.9万回にするため、南風の時の15時から19時の4時間の間の運行について、渋谷駅や新宿駅など都心部を南下して羽田空港に着陸するというルートを提案しているのです。

 この提案に対して羽田空港のある大田区はじめ上空を航空機が低空で通過する品川、目黒、港、渋谷、新宿、豊島、中野区などの住民から騒音や落下物の問題で不安の声が上がっているのです。その中で9月の立て続けの大きな部品の落下ですから、住民の不安は更に大きくなってしまっているのです。

 これまで国交省は成田空港では落下物が過去あったことは認めていますが、羽田空港については過去一件も無いと説明して来ました。それは誤魔化しであって、これまでの飛行ルートは海に向かって飛び立ち、海側から着陸していたので仮に部品が落下しても海に落ちていて発見されていないだけのことなのです。

 実際に着陸時の点検で部品が脱落していたケースは度々起こっているのです。

 

あわせて読みたい

「羽田空港」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    野村克也氏「イチローは超一流」

    幻冬舎plus

  2. 2

    安倍首相の虚偽答弁 新たに判明

    田中龍作

  3. 3

    生理の妻へ食事配慮 批判の声も

    BLOGOS しらべる部

  4. 4

    口座手数料より銀行がすべきこと

    内藤忍

  5. 5

    韓国より低成長 認めぬ安倍首相

    PRESIDENT Online

  6. 6

    朝日が早期退職募集 新聞の明暗

    AbemaTIMES

  7. 7

    桜追及で越年? 野党の戦略に疑問

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  8. 8

    沢尻被告「つながりを一切断つ」

    AbemaTIMES

  9. 9

    神田沙也加・元夫への非難に疑問

    いいんちょ

  10. 10

    宗教の垣根超えた中村医師の活動

    AbemaTIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。