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健康が危ぶまれる北京の大気

 突然ですが、今北京ではマスクが大変売れているのだとか。何故だかお分かりでしょうか?

 インフルエンザが流行り出した? そうではないのです。

 そして、空気清浄器もよく売れているのだとか。1台数十万円ほどするらしく、北京の一般の人々が買うには高価ではあるというのですが。

 実は私、本日海外のニュースをチェックしていたところ、珍しいことに米国のNPRと英国のBBCが同時に北京の大気汚染について報告をしていることに気が付きました。まあ、中国の大気汚染については、あの北京オリンピックのときにも散々報告されたいたので知っていたつもりですが、今でも全然改善されていないようなのです。

 私は、少しは大気汚染も改善されているものとばかり勝手に想像していたのですが‥

 いずれにしても、NPRとBBCのサイトには、それぞれ2枚の写真が掲載されているのです。スモッグがかかっていない日の北京とスモッグが酷い日の北京が撮影されている写真です。

 まあ、写真をみれば、一目瞭然。でも、汚染度合いを数値で確認することも大切です。しかし、中国が公式に発表している数値を見る限り、問題があるわけではないのだ、と。

 でも、数値を発表しているのは中国当局だけではなく、米国の大使館も発表しているというのです。

 で、米国の大使館の情報によれば、北京の大気は、米国の標準的な大気の5倍も汚れているというのです。で、その数値を言葉で表せば‥hazardous to human health、つまり、健康にとって有害である、と。

 ということで、マスクを買う人が増えたり、或いは外国人のなかには空気清浄器を設置する人が増えているのだ、と。

 でも、何故、中国当局の発表する数値と米国大使館の発表する数値に大きなかい離があるかといえば、中国の方は、粒子の大きなものしか計測の対象にしていないのだとか。

 いずれにしても、中国の一般の国民の多くは、当局の数値をもはや信用するようなことはなく‥
でもって、中国当局は、米国大使館に対し、大気汚染の状況を発表するようなことは止めろと圧力をかけているそうですが‥

 結局、中国は、ポスト京都の交渉を見ても分かるように、あと10年間ほどは経済成長を優先させるということなのでしょう。如何に大気汚染が酷くなろうと、如何に温暖化の影響が顕在化しようと、それよりも中国を金持ちにすることが大切なんだ、と。

 しかし、今のようなことをあと10年も続けたら、どんなことになるというのでしょう。

 翻って我が国の場合には、地球温暖化の阻止を叫ぶ前に、放射能汚染の問題を何とかしなければならないのはそのとおりであるのですが‥

 いずれにしても、経済も大事ではあるのですが、それよりも我々の健康に重大な影響を与える環境問題こそ、我々は十分な注意を払う必要があるのです。

 どこまで環境が悪化しないと中国は気が付かないのでしょうか?

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