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国際政治を直撃する二つのニュースが飛び込んできた

 朝っぱら早々、大きな二つのニュースが飛び込んできた。

 ひとつは国際オリンピック委員会(IOC)が平昌冬季五輪からドーピング疑惑のロシアを排除することを決めたことだ。

 もうひとつは米連邦最高裁がトランプ大統領のテロリスト入国規制大統領令を認めたことだ。

 私の予想が外れたから騒いでいるわけではない。

 まちがいなくこの二つの決定は、これから当分の間、国際政治の焦点であり続けることになる。

 冬季五輪からのロシア排除はプーチンを激怒させることになるだろう。

 冬季五輪の成功に韓国の威信をかけている文在寅大統領を困惑させることになる。

 そしてウクライナや北朝鮮で対立し、ロシア疑惑の当事者であるトランプとプーチンの関係をさらに微妙にさせる。

 安倍首相は板挟みになる。

 それにしても、バッハ会長はよくもこのような決断を下したものだ。

 ロシアの国家ぐるみの薬物使用が、よほど許せなかったということだろう。

 そして、米連邦最高裁の逆転判決だ。

 トランプが就任早々に打ち出したテロリスト入国規制の大統領令が、米国内外の反発を招いたのは記憶に新しい。

 下級審はこれを違憲として差し止め判決を下していた。

 おそらく最高裁も違憲とするだろう。

 そうなれば、トランプ大統領は、ロシア疑惑の大統領に加えて違憲大統領の烙印を押される。

 ダブルパンチでトランプは終わりだ。

 そう私は書いて来た。

 少なくとも入国規制についてはトランプは勝利したということだ。

 それにしても、米連邦最高裁はよくもこのような判断を下したものだ。

 忖度は日本だけではなかったということだ。

 かつて私が大学で憲法の授業を受けていた50年ほど前、米国帰りの教授が米国の司法を絶賛していた事を思い出す。

 その先生が間違っていたのか、米国が変わったのか。

 いずれにしても、米国も日本も、無理が通れば道理が引っ込む世の中になったという事である(了) 

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