ワクチンについても以前から書いていました。昔書いた記事からの引用です。(2011年も記事のため、今は一部そぐわない部分があります)
>今までの日本のワクチン行政は、予防して防げる命があきらかに多くても、副作用でおかしくなる事象がわずかでもあればワクチンを接種しない施策をとってきました。それゆえ世界ではワクチン後進国として扱われています。
>多くの救える命のために、少数の人に生じる副作用を容認することが、私を含め医療従事者の頭のなかに存在しますこの点で被害者救済をしっかりしなければいけないのですが、どうしても利点より有害事象を前面に出す人達がいます。
その煽りが原因で、その有害事象(ワクチンが原因かどうかは不明)が副作用(ワクチンが原因;因果関係あり)と認識され、大多数の人々はワクチンを不必要に恐れ、製薬会社の陰謀論を振りかざし正しい感染防御を破壊する輩にさらに扇動されます。
そして残念ですがその輩は医師(例:近藤誠等)にも存在し、事なかれ主義の役所はワクチンの摂取を控えます。全ては訴訟を起こされないために。あの森友問題の値引き忖度でも同じようなことが言われています。そう、役所の責任感のなさが悪いのもあるんですけど。
そんな中あのHPVワクチンで戦ってきた医師であるジャーナリストの村中璃子さんがあのNatureから公共の利益のために科学や科学的根拠を広めることに貢献した人に贈られているジョン・マドックス賞を受賞されました。こうやって報道することが今までの風評被害を払拭し、正しい公衆衛生を実施してくれるのです。(海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰)
昔書いた記事ですが、一番大切なことはワクチンの恩恵を人類に与えること。そして被害者の気持ちも理解しながらその被害者を守ることです。デマを流し恐怖を押し付け、因果関係を無視する輩を排除するにはメディアの力が必要です。よろしくお願いします。