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ビットコインが一時1万1000ドル台乗せ、先物取引開設の動きも

[ロンドン/ニューヨーク 29日 ロイター] - 仮想通貨ビットコインが29日、6日連続で過去最高値を更新。ルクセンブルクに本拠を置くビットスタンプ<BTC=BTSP>では一時1万1395ドルと、前日比約15%値上がりし、1万1000ドル台に乗せた。

ただその後は値を消し、ほぼ変わらずの9894ドル近辺で推移。

ビットスタンプでは29日に初めて1万ドルの大台を突破。その他の小規模の取引所ではそれより前に既に1万ドルを超えていた。

ビットコイン相場は年初来で10倍以上となっており、全ての資産の中で最も大きく伸びている。

香港の取引プラットフォーム、ゲートコインのマーケティング責任者、トーマス・グラックスマン氏はビットコイン相場の上昇について「長期トレンドが続いている。日本での投機的な動きに加え、機関投資家も仮想通貨市場に足を踏み入れている」と語った。

また、米国のハイテク会社、LOOMIAのブロックチェーン担当ディレクター、ソル・レデラー氏は、相場の急伸で長期のビットコイン投資家は、数年にわたり笑いものになってきたビットコインがついに汚名を晴らし、真面目に受け取られるようになったと感じるだろうと述べた。

同氏は「ビットコインの将来はなお不透明だ。これまでと同様の深刻な技術的課題に直面し、新規の一段と洗練されたブロックチェーンとの厳しい競争にさらされるだろう」と指摘。「しかし、たとえ暴落があったとしても、ビットコインが浸透しているのは明らかだ」と語った。

<ナスダックが先物取引開始へ>

また、市場運営会社の米ナスダック<NDAQ.O>が仮想通貨ビットコイン先物の取引を2018年に開始する計画であることが29日、関係筋の話で明らかになった。

ビットコイン先物取引についてはこれまでに、米先物取引所運営大手のCMEグループ<CME.O>とCBOEホールディングスが規制当局の承認が得られれば年内に開始したいとの考えを示している。

関係筋は、ナスダックが計画するビットコイン先物は50を超えるビットコイン取引所の価格から算出される指数に基づく取引となる点で、CMEとCBOEの計画とは異なるとしている。

ナスダックは先物取引を整備するに当たりニューヨークに本拠を置くヴァンエックと提携。ヴァンエックは今年に入り、米証券取引委員会(SEC)に対し、ビットコインに関連する上場投資信託(ETF)の取引を開始できるよう申請を行ったが、SECとの協議後、9月に申請を取り下げている。

フォートレス・インベストメント・グループの元マクロマネジャーであるマイク・ノボグラーツ氏は今月13日、ロイターの投資サミットで、主要機関投資家が今後6─8カ月程度で仮想通貨の金融商品の提供を開始するとの見通しを示した。

ただ、ビットコインは詐欺だと述べたJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)をはじめ、ビットコインに懐疑的な見方を示す銀行家も少なくない。

*情報を追加、カテゴリーを修正しました。

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