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アップル讃

私は熱烈なマカー(なんか最近、この言葉使わなくなりましたね)ではないけれども、マックユーザーです。このエントリも、MacBookのブラックで書いてます。テキストエディタはmiです。古参のユーザーだと、ミミカキエディットという名前になじみがあるのでしょうね。軽くていいんですよね。

iPadが話題になったりして、ついに時価総額でMSを抜いてしまいました。びっくりですね。
米Apple、時価総額全米2位へ - 米MSを抜きIT部門で1位に - マイコミジャーナル

私は67年生まれで、はじめて触ったマックはLCでした。新卒で入社した、大阪のベーシックデザイン会社に2台ありました。当時はまだDTPなんて言葉もなく、企業ロゴの設計図をデジタル化したり、そんな感じの使い方でした。そのファイルが入ったフロッピーディスクを鍵のついた金庫に入れたりしてたっけなあ。

それからどんどんマックの台数が増えていって、デザイナー1人につき1台という感じになってきました。でも、社罫や簡単なグラフィックをマックでつくって、それを出力屋さんで印画紙出力して、版下の台紙に貼ったりしてました。印刷、製版は、まだまだ版下。データ入稿が当たり前になるのは、CPUがPowerPCになってからではなかったでしたっけ。

書体も少なくて、明朝はリュウミン、ゴシックは新ゴくらいしかなくて、mb101とかは写植を頼まないと使えませんでした。代用で、キャッチを新ゴで組まれるのが嫌で嫌で、それが私のハンドルネームにつながっているんですよね。

今でこそ、無敵のアップルという感じですが、一頃、ずいぶん迷走してましたよね。日本の広告デザイン業界や出版業界は、なぜかアップルがデフォルトになっていて、印刷や製版も当然アップルがデフォルト。あの頃、アップルは日本の広告デザイン業界や出版業界に助けられてたんじゃないでしょうか。

私は、デザイン事務所から外資系広告会社に転職して、欧米では、そこそこウィンドウズが使われていたりするんことをはじめて知りました。欧米ではZipドライブが主流のときも、日本ではMOでしたし、いろいろと面倒なこともたくさんありました。そんな感じの日本の業界だから、ジョブズが復帰して、ようやく念願のOS Xの時代になっても、数年は業界はOS9でした。これは、アップルとしてはイライラしたんだろうなあ。

Twitterにも書きましたが、今、あらためて読むと感慨深いですよ。読み物としてもなかなかの力作。おすすめです。お暇なときに、一気読み、いかがでしょうか。
アップル インコーポレイテッド - Wikipedia


いろいろあったんだなあ。順風満帆という感じではまったくなかったんですよね。もしかすると、アップルはキヤノンになっていた可能性もあったんですよね。転機は、iMacだったんでしょうね。iMacがなければ、きっとiPodもiPhoneもなかったし、iPadもなかったんだろうと思います。あそこで、はじめて、パーソナルコンピューターが生活に入っていくんですよね。

少し前、私はこんなことを書いていました。
つまり、Appleは(というかジョブスは)、「これからのパーソナルコンピュータはもっと生活に入ってくるよ」と言いたくて「だからこそ、生活を豊かにするフォルムやカラーこそがこれからのパーソナルコンピュータの本質価値なんだよ」と言いたかったのだと思います。もちろん、MacOSの設計思想と技術的達成が担保になっているのは言うまでもありません。

本質価値と付加価値についての覚え書き
このエントリを書いていたのは1年半ほど前。私は、時価総額でアップルがあのMSを抜くなんて、微塵にも思っていませんでした。いやはやです。脱帽。

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