結果が決まっている投票をするのは時間のムダ

BLOGOS編集部
「日本の未来をしっかりと見据えながら今、何を成すべきか。与野党の枠を超えて建設的な政策論議を行い共に前に進んでいこうではありませんか」
明日・明後日の分科会で議論される1つのテーマが既存の枠を超えることです。今日総理が言ったことは与野党の枠を超えること。与野党の枠を超えて何をすべきか。私は国会改革を成し遂げるべきだと思っています。
どういうことか。11月1日、衆議院選挙から初めてとなる特別国会の初日に我々国会議員が国会の衆議院の本会議場でやったことは3つです。
1つ目。内閣総理大臣を選ぶ選挙。首班指名選挙を行うこと。2つ目。議長を選ぶ議長選挙をやる。3つ目。副議長を選ぶ副議長選挙をやる。この3つです。
この3つをやるのに掛けた時間。1時間50分です。内閣総理大臣を決めることは私は一人一人が投票用紙に名前を書いて本会議場をグルッと回って投票してやるという今のやり方。それは私はアリだと思います。
しかし実は議長と副議長というのは事前に慣例で与野党で合意があります。与党第一党から議長は出すこと。だから野党の議員であっても自民党の大島(理森)さんの名前を投票用紙に書いて投票することになっています。
副議長は野党第一党から出すことになっている。だから我々、与党・自民党の議員であっても立憲民主党の赤松(広隆)さんの名前を書いて投票をします。つまり結果は決まっているのです。それなのに3回周るんです。
私はその時、本会議場で自分が3回周りながら考えていたのが、もしもプーチンが1時間50分を与えられたら何をやるかな。もしも習近平が1時間50分あったら何をやるかな。もしもトランプが1時間50分あったら何をやるかな。まあ、トランプはツイッターかもしれませんが(笑)。
いずれにしても私はそこで強い危機感を覚えました。こんな意思決定の場を続けている限り、日本は世界から取り残される。ありえない。そして日本はこれだけ内閣総理大臣という国のトップが国会に張り付けさせられる。そんな議会は他にはありません。
首相を年100日も国会に縛り付けるな

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そして今、世界で何が起きているか。今回のトランプ大統領のアジア歴訪から見ても分かる通り、今の時代、次の新しい世界の秩序をどの国がどれだけ自国の利益を追求する形で利益を獲得していくかという、むき出しの権力闘争と世界の中での力による政治が間違いなく色が濃いと思う。
日本の行方を決して誤らないような内閣総理大臣にしか出来ない決断を誤ることなくしてもらうために、日本国民にとって最善の形とは100日以上国会に貼り付けることでしょうか?
総理大臣にしか答えることができないもの。そこはいくらでも答えてもらえばいい。だけどそうではないテーマやそうではない質問に対して、世界がこれだけ激変の中で国会に出ることが説明責任を果たしている。出ること自体が目的化している今の現状を続けていくことが日本の国益になるとはどうしても思えない。
そういった形で世界の中の日本を考えた時に強い危機感を今持っています。そういったことを改めて考えさせてくれたのは、今日のソーシャルイノベーションフォーラムに出席をしている全国、北海道から沖縄まで。少しでもいいから地域の課題を解決していきたい。必死で汗をかいているみなさんとの出会いがあり。
この前の衆議院選挙で北海道から沖縄を周る中で、東京で小池さんは満員電車をゼロにしたいという公約を掲げましたけど。秋田県に行った時、秋田の方から「小泉さん、満員電車を見てみたいぐらいだよ」。
そういう風に言われた言葉を聞いて、やっぱり都会のことだけを考えていては国造りを誤るなと。地方のことだけを見ていてもいけないな。北海道から沖縄までどこに住んでいてもどんな立場であっても決して置き去りにされない。
声が届くと思ってもらえるような国作りをやるのがこれからやらなきゃいけないことだなと思い。そして今これだけ世界が激変している中で考えることはさらに日本のことだけを考えていても、日本の国作りは誤るなと。
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