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11月失業率は急激に低下も,NFPは予想以下に終わり市場は指標を好感せず

U.S. Jobless Rate Unexpectedly Declines to 8.6%

11月非農業部門雇用者数: 120K (予想:125K,前回:80K,前回改定:100K)
11月失業率: 8.6% (予想:9.0%,前回:9.0%)

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11月の失業率は10月より0.4%も大幅に低下して8.6%でしたが,NFPは予想よりやや低い120Kの増加でした。また,前月のNFPは80Kから100Kまで上方修正されています。まあ11月の小売売上高がこれだけ好調だったので臨時雇用も増えたことでしょう。ただし,失業率大幅低下の裏にはこれまで求職していた人が諦めたことによるレイバーフォースの低下も大きな要素ですので,長期的には純粋なNFPの継続的な増加に焦点を当てるべきです。

製造業: 2000人 (前回:6000人) ※製造業はプラスだがか弱い雇用
建設業: -1万2000人 (前回:-1万5000人) ※建設業は冬場でもあるしマイナス継続中
金融業: 8000人 (前回:8000人) ※金融業のリストラは欧州系中心か?年末待ちか?
リテール部門: 4万9800人 (前回:1万2700人) ※11月らしい臨時雇用増加が寄与
民間部門: 14万0000人 (前回:11万7000人) ※この増加はサービスセクターのプラス差分
政府部門: -2万0000人 (前回:-1万7000人) ※政府部門は引き続きリストラを継続

今月は,建設業のマイナスが継続しているものの耐久財製造の好調さがある程度はそのマイナスをカバーしています。一方,サービスセクターはリテール部門とプロサービス部門が好調でNFPの増加にそのまま現れました。プロサービスのなかでは一時派遣サービスの増加が目立っています。教育・ヘルスケア部門も引き続き堅調な増加傾向にあります。何度も言っていますが,リテール部門などの低スキル労働力かプロサービス部門などの高スキル労働力に求人が偏っていて,中間所得層が激減しているというのはこのような雇用統計からも裏付けられます。今後とも米国の成長産業をサーチしていくためにはこのような労働市場の変化も勘案しないといけません。為替相場の動きとは無関係にこういうファンダメンタルを知っておくと株式市場のセクター選別にも役立つことでしょう。

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