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欧州の不良債権問題、共通預金保険制度の創設を阻害=独連銀総裁

[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は、域内銀行が抱える高水準な不良債権が共通の銀行預金保険制度の創設を阻害しているとの見方を示し、ECBの不良債権処理迅速化計画を擁護した。

ECBはユーロ圏の銀行に一括して貸倒引当金の増額を課す方針を示しているが、欧州連合(EU)の欧州議会は内容の修正を要求しており、欧州委員会も見直しを支持している。

ワイトマン氏はフランクフルトで開かれた会議で、「保険は通常、既に発生した損失ではなく将来の損失を穴埋めする目的がある」と指摘。「このため、共通の預金保険制度に適合するには、ユーロ圏の銀行は十分な貸倒引当金を積むか、不良債権を売却する必要がある」と述べた。

ECBの計画は、新たに発生する不良債権が対象となっているが、既存の不良債権への対応については来年の第1・四半期中に詳細を明らかにする方針。

ワイトマン氏は、「ECBが最近行った提案は将来への対応として妥当」と強調した。

ECBの金融政策についてワイトマン総裁は「景気回復はインフレ指標で現在示されているよりも進展しているという現実を踏まえる必要がある」と主張し、先月の理事会ではより緩和度合いが低い政策に踏み切るべきだったとの考えを示した。

ECBは10月の理事会で再延長の選択肢も残した上で、債券買い入れを縮小し、来年9月まで延長することを決定した。

ワイトマン氏は「来年について緩和度合いがより低い金融政策を決定し、資産買い入れの明確な期限を設定することが妥当だったはずだ」と語った。

またドイツの経済成長については、6月に独連銀が示した見通しを上回っている可能性があると述べた。

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