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イラン緊張も上値は重い原油相場

原油相場は再び反発です。イランを巡る緊張の高まりや米国の失業率が若干改善したことなどで堅調ですが、ドル高ユーロ安もあって引き続きボリンジャーバンドの上限では上値を抑えられ、上放れにはなりませんね。高値も水曜の水準を下回っています。

12月2日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比76セント高の$100.96/bblで、引け後の時間外取引は$101/bbl前後です。

イランでは新たな反英デモが発生するなど欧米への反発を強める一方、米国上院はイラン中銀と取引した外国金融機関に制裁を課す法案を可決し、イランの石油輸出決済へ圧力をかけています。

また、イラン制裁の一環として欧米では原油禁輸の動きが広まっていますが、米国は日本にも輸入削減を要請しています。

 ■ 同盟か石油か 米、イラン産原油輸入削減要請 日米関係に新たな火種 (産経新聞)

イラン原油の主な買い手は中国や日本をはじめアジア諸国で、日本のイラン原油輸入は日量30万バレル規模ですからほぼ毎週30万トン級のスーパータンカーが原油を出荷している状況です。

九州電力が玄海1号機で定期検査を開始するなど原発の新たな運転停止が続く中、冬場の電力需要期に向けて石油需要は旺盛になりますが、日本政府はイラン原油輸入削減の要請を受け入れるのでしょうか。

また、スノコがペンシルバニアのマーカスフック精油所を操業停止というニュースでガソリン相場が上昇し原油相場も支えられたようですが、買い手が見つからない場合施設閉鎖という設備廃棄の合理化案ですから、これはむしろ石油需要の減退を示す弱材料でしょう。

引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した11月29日時点の建玉報告によると、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比4.4%増と前週の縮小から反発しています。
総取組高も前週比0.5%増と3週振りに増加ですね。

(参考図表)

2011/12/2
NYMEX WTI Jan $100.96/bbl ( +0.76 )
20日移動平均: $97.50 ( +0.36 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $101.50 / -2σ: $93.51
 幅: $7.99 ( -0.31 ) / 100日平均: $13.56
ボラティリティ
 24.42 ( -0.39 ) / 100日平均: 35.69

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