- 2011年12月02日 11:22
ガクッ、キキーッ、ドスン!
リーマンショック時の日記にもよく書いた事だけども、今の自転車操業的世界経済の場合、まず金融的な何かのショックが起こりその後実経済に急ブレーキがかかり最後はエンストする。そしてガソリンを入れ、壊れた箇所を補修して何とかもう一度車が走り出りだす。
リーマンショック時の衝撃が凄かったのは、殆ど全開時速200km/hで走っている時にフルブレーキをかけたからである。乗っている人や荷物はつんのめりシートベルトをしていない人はフロントガラスに頭を突っ込んで死亡した。
しかしその反面、止まった車を再始動する為の準備が整っていた。素早くガソリンを入れ、壊れた足回りを応急措置を施しパンクしたタイヤに空気を入れすぐにスタートが切れた。取り敢えず経済は200km/hとはいかないが130km/hぐらいまでスピードを回復した。
しかし、あくまでも応急措置。オイルやガソリンは減ってくるし、応急措置を施した足回りにはすぐにガタがきた。穴の開いたタイヤからは空気が漏れ続ける。
次第にスピードが落ちてくる。今では90km/h出すのがせいぜいだ。そんな前方の道路に多数の穴ぼこ発見。しかし、今回はあまりスピードが出ていなかったので用意にスピードを落とせた。フロントガラスに頭を突っ込む程の勢いはない。でも、ガタガタ道を走っている間に乗っている人は悪酔いし出した。
そしてゲロを吐く為に路肩に車を寄せて停車した。
(今はこの辺)
さて、再度この車は走り出すのであろうか?
新しく入れるガソリンを買う金など殆ど残っていないし、優秀な整備士を雇う金もない。
さて話を中国号だけに絞って考えよう。リーマン時は、200km/hどころか300km/hの全開走行から急ブレーキを踏んだ。実経済の急ブレーキとは一斉にモノを作らなくなる事だ。
例え足元の受注があったとしても「これほどの金融ショックが起こった訳だから必ず受注が減るはず」と殆どの製造業者が稼働ライン数を減らし在庫を縮小する動きに走る。
すると下請け会社や原材料を卸している業者も新しい発注などを止め身構える。それで10%成長の中国が一瞬だがマイナス成長の国に転じた訳だ。
現在の中国でもリーマン時とまではいかないが実経済に大きなブレーキがかかっている。もともと国内的にはインフレや不動産バブルの為に引き締め政策を続けている上に、欧米への輸出が激減する可能性が出てきた。
そこで製造業は一気に減産に走る。
中国のPMI(製造業購買担当者景況感指数)>が約3年ぶりに50を切った事はそれを如実に表している。
さて、全開は4兆元の財政出動で何とか盛り返した中国号。
今回はどうなのか?
実経済がガクッ、キキーッ、ドスン!とならないような政策はあるのか?今まで最高に近いドライビングを続けてきた中国政府の経済運営、けっこうな正念場だと思う。
厳しいのは厳しいけども、逆に何をやってくるのか・・ちょっと興味がある。



