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急接近する米国とミャンマー ロシア帝国と大英帝国が中央アジアでの覇権を争ったザ・グレート・ゲーム(The Great Game)の現代版

ミャンマーの首都ネピドーになる黄金で飾り立てられた大統領官邸で、テイン・セイン大統領(右)と会談するクリントン米国務長官(AP/アフロ)
クリントン国務長官がアメリカの高官としては初めてミャンマーを訪れました。
今回の訪問はこのところ急速度で様々な民主改革を行っているミャンマー政府の努力をアメリカ側が評価していることを相手にシグナルする意味合いも込めて実行に移されました。 ミャンマー政府の努力とは政治犯の釈放やメディア規制の緩和などを指します。

実際のところアメリカ政府は未だ半信半疑で、今回の訪問の感想としても「未だガードを緩めるべきではない」という非公式な談話がミッションのメンバーから聞かれたと随行した記者団は伝えています。 ミャンマーの反政府運動指導者でノーベル賞受賞者のアウン・サン・スー・チー氏はクリントン国務長官とディナーをしましたがテイン・セイン大統領の率いる現政権に対して大きな信頼を置いていると述べました。

アメリカ側はアウン・サン・スー・チー氏がそのように現政権に対して極めて肯定的であることに若干の戸惑いと疑いの念を抱いています。 テイン・セイン政権は45分間におよぶ詳細なプレゼンテーションをクリントン国務長官に対して行い、努力していることをアピールしました。 同政権が目指しているところは経済制裁の解除と世界銀行などの国際機関からの援助をOKしてもらう事にあります。

アメリカは最近、中国だけではなくインドともバランスの取れた外交を目指しており、南アジアの地政学的な重要性が増しています。 その意味では今回のクリントン国務長官のミャンマー訪問も19世紀から20世紀にかけてロシア帝国と大英帝国が中央アジアでの覇権を争ったザ・グレート・ゲーム(The Great Game)の現代版だという風に解釈する人も居ます。

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それは米国と中国がお互いに牽制し合うことを意味します。

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